「 2015年05月 」一覧

こうやって調査してます

5月30日、31日の調査日記

s-DSCF67265月30日は霧がちな肌寒いお天気でした。ある意味苫小牧デフォルトな気候。

翌31日は晴れてまずまずの調査日和でした。

ところで、調査って何やってるの、どういう風にやってるのと聞かれることもあるのでワタクシ流の調査方法を披露いたします。(下の看板は見なかったことにしときましょう)s-IMG_20150531_145817国土地理院基盤地図情報からダウンロードした5m等高線間隔ファイルを基礎原図としてオリエンテーリング用作図ソフトであるOCADで読み込み、磁北修正等の調整を済ませた後、5,000分の1にて印刷し調査原図として現場に持ち込みます。紙のままだと雨降ったり、落としたりすると濡れたり破けたりするので100円ショップで買ってきたA4クリアファイルの中に入れて、クリアファイルの上に俗にユニパーと呼ばれるプラスティックフィルムを貼りつけ、そのフィルムに赤黒シャープペン、色鉛筆を駆使し情報を記載します。

現地ではヤブいところにも入るし、クモの巣やダニがくっついたり湿地帯に突っ込むこともあるので上下ウィンブレに長靴、会いたくないお友達が近寄ってこないようにリュックにラジオと鈴を付けて、天気が良い日はまぶしくないようにサングラスをかけて入林します。そんな格好でひとり変な場所で立ち止まってメモを取っているような風体はカタギの方々から見ればさぞかし怪しげでヒグマでなくても近寄ってはきたがらないはずです(苦笑)。

調査とは原図に記載されているはずもないオリエンテーリング的地図情報の要素(ex.小径や植生界などの線状情報、穴やこぶなどの点状特徴物、通行可能度情報、イメージしやすいように等高線の修正)を作図時に盛り込んでいくための現地比較、乱暴に言えばスケッチをしに行くことです。特に等高線なんて現地で実際に線が引かれてるわけじゃないので、競技者が地図を通して風景がイメージしやすいように現場で等高線をスケッチしてくるという言い方がぴったりだと自分は思います。

10年以上前は位置の特定のために既知点から歩測とコンパスワークで情報を原図に落とし込んでましたが、ワタクシ歩測もコンパスワークも大変ヘタクソでございまして、必ず途中で辻褄が合わなくなっていました。いい加減な人間にそんな精密な作業をさせるほうが悪いのです。結局はなんとなーくスケッチをして、なんとなーく合ってるような気がする地図を提供してきたような気がしますが、昔も今もその匠の精神はあまり変わりません(伝統の技)。

最近はGPSツールが格安で使えるようになってますので、手のひらサイズのハンディGPSを帽子の中に仕込み、1m歩く毎に1点プロットを打つ設定にして山を歩きます。さらにタブレットPCにOCADをインストールしてBluetoothで現在地情報をOCADに飛ばせば、どんなにヤブい沢底でもがいていても作図画面上で現在地を把握することが可能になりました。もちろんGPSも林内では誤差が大きくなるのですが、仮に10mもずれてしまったとしても完成10,000分の1の地図上でのズレはたかだか1mm(本当はされど1mm)。ヘタクソな歩測でのズレに比べれば可愛いものです。(と自分を正当化する) まだ操作性が悪いので現地で直にCAD修正はしません。

帰宅してGPSからログファイルを抜いてOCAD上に今日歩いた軌跡を表示させ、現地調査でメモしたフィルムをスキャナで読み込んでOCAD上で重ね合わせて作図作業を行います。そして、その結果を印刷して再びクリアファイルに入れて更なる修正調査に勤しむのです。s-IMG_20150531_210720帰宅してからの調査結果。赤線は等高線修正。

参加者のみなさまに「楽しかった」と言ってもらえる日を目標に今日もシカのクソを踏みに調査に行くのです。本当に地味~な作業だと我ながら思います。

 


桜の季節

5月3日の日記

今年は暖かい日が多かったので連休前半に桜が満開となりました。s-DSCF6627s-DSCF6628札幌から長旅で疲れました。霊園の駐車場、桜の木の下で安らかに眠らせていただきます。生き返ったらきっと調査にいくはずです・・・。