ダニ

10月14日(土)・15日(日)の日記

今週も気合いを入れて調査に行きますよ。

毎日のように天気予報が変わりますが、雨予報も晴れ予報に変わり心置きなく高速に乗って調査に向かいます。全区間高速を使えば自宅から現場まで小1時間で到着できるのはありがたいことです。

すっかり紅葉の季節となり、ヤブ蚊の襲撃をうけることもなくなりました。

これは黒✖表記になるでしょうね。何十年放置されてるんだろう?

この下草、目線より高いからハッチじゃないんだよな。Cで取るべきかDで取るべきか? コンパス直進は可能だけど、前が満足に見えずにかき分けかき分けで進むんだからやっぱり走行度20%以下のD表記だろうな。

今大会はISOM2017基準で調査・作図を進めています。走行可能度は4段階から5段階に改定となり走行可能度20%以下の「410 通行困難」(俗にいうDヤブ ベタ緑)より更に下位に走行可能度10%未満の「411 通行不能」という表記が増えました。調査者としては410は「ヤブいけど行けないことはない。ルート選択の余地はある」、411は「ルートとして選択するにはヤブすぎるのでやめた方がよい」というメッセージとして表記することとします。このことはプログラム上の競技情報でも明記します。

 

続いて16日(日) 今日もいい天気。

朝気分良く車に乗り込んだらダニがお出迎えしてくれました。激萎えです。
仕事で車に乗っていても突然クモが目前にツーとぶら下がってきたり、知らないうちに後部座席やトランクにクモの巣が張っていたりというのはオリエン車あるあるです。

そういえば、北大のN嬢はダニと同棲しているという噂を聞いたことがあります。島松沢を駆け巡った結果ダニを連れて帰って同棲中なのか、それともロクデナシを囲っているのかは知りませんけど、そういうネタにまみれた人材を札幌OLCでは歓迎します。フロント会議でも来年のドラフト指名候補に入れておきます。札幌OLCはポスティング移籍も認めてますからいずれ道外や国外に挑戦したい人も安心して入会してくださいね。

3時も過ぎて集中力が落ちてくる頃、尾根の向こうに前に見たようなサイロを見つけました。一瞬何が何だかわからなくなります。全く違う場所にいるはずなのに9月16日の日記に出てくる廃屋と同じ風景です。
こんなところにも人が住んでいたんだ・・。驚きと複雑な気分に見舞われます。

ドラクエの第1作目に出てくるドムドーラという廃墟の町を思い出しました。調査といっても「ゆきのふじいさん」が隠した「ロトのよろい」を探しに来たわけではありませんが、いきなり「あくまのきし」とかエンカウントしたりしませんよね。やくそう持ってないんだからすぐ死んじゃうよ・・。

自宅に戻った後webで少し調べてみました。開拓でこの地に入植した酪農家も苫東工業団地の開発を機に昭和46年に離農してこの地を去ったのだそうです。この廃墟は46年の月日が経っているのでしょう。今もある付近の採草地がその当時の開拓によるもの、廃道と化している5番でとるかどうか首をひねったあの道も、その昔は主要道であったことが昭和30年代の国土地理院地図アーカイブを眺めるとわかります。この生い茂ったDヤブもその昔は畑や放牧地で牛がのどかに草を食んでいたのかと思うと流れ過ぎ去った年月に胸が熱くなります。

この地図の磁北偏差をとるのに参照した三等三角点の基準点名は「松田牧場」といいますが、おそらく明治時代に最初に入植した先人に敬意を表して名付けられたのでしょう。

4時になると日暮れが迫るので車に戻ります。来週からは手袋着用になるかもしれないな・・と肌寒さを感じながら車に戻りウィンブレを脱ぎます。

ウィンブレの裾や靴紐を見るとびっしり細かいダニが付いています。土埃かなと思って指先で突くと動いて目眩がします。ダニ車になるのは勘弁してもらいたいのでビニール袋にウィンブレと靴を入れて途中のコインランドリーで洗濯・乾燥して帰りました。自分が原因不明の病気で天に召されたら間違いなくダニのせいです・・・。

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