11月23日・25日・26日の日記
先週コントローラ研修会から戻ってきたら札幌は一気に雪国になってました。家に入るのに1時間も雪かきして駐車スペースを作るシーズンがまたやって来たのです。
23日(木・祝)
その後、札幌は気温が上がって雪が溶けたり冷え込んで凍結したりと毎日のように天候が変わりますが、20日ぶりの苫小牧はいかがなものでしょうと調査に向かいます。
今年の北大大会テレイン「解脱の杜」(カタギの地名:島松沢)を境に気候が変わり雪がなくなります。また、千歳空港付近が日本海側と太平洋側の分水嶺なんだそうですが平らすぎてよくわかりません。入林するとこの爽やかさです。雪国からやってきた者としては南国苫小牧が羨ましくてしかたありません。
でも朝は冷え込んでいたと見えて水溜まりには薄氷が張っていました。でも、めっちゃ暖かい。札幌のつもりで着込んでいると汗ばみます。いいなぁ、南国。
20日前の続きで乾いたみぞをひたすら取得していました。面倒くさいです。そうしていると、いかにもこれから雨が降ってきますよ、と言わんばかりの風が吹き始めて一気に寒くなりました。そして雨が降ってきて、そのうち銀の雨(みぞれ)に変わっていきました。気分が萎えるのですが車に戻るのも遠いので我慢して調査を続けます。
廃墟跡のコンクリート土台が目に付きます。黒✖(ISOM 531)表記になるかな?
4時になり薄暗くなってきたので車に戻ります。
牛や馬が草を食んでいるように、ここでは鹿が普通に草を食んでいます。飛び出し禁止だからねと横目で眺めながら帰路に就きます。
25日(土)
ツンドラ気候の札幌は朝起きたら雪が積もってました。雪かきしてから出発します
高速使って行くつもりでしたが千歳ジャンクション付近で事故、恵庭出口4km渋滞とか表示されてるので下道で行きます。ブラックアイスバーン気味で赤信号停車の際は結構滑るし、四駆でないアクアは発進の際にも空転するので後ろの車からはいつも顰蹙なんですね。
しかし、南国は晴れの国。ツンドラ地帯に住んでると朝起きて調査に行くのはすごく億劫なんですが現地に来れば気分は高揚します。
シカの頭蓋骨と朽ちた湯たんぽ。頭蓋骨は結構落ちてます。角は賞品になるけど、頭蓋骨が欲しいって人はいないよなー。空港の保安検査で荷物検査となったら警察沙汰になりかねません。
今日のお昼ご飯。
オープンとA林の境界は概してラフオープンのヤブで縁取りされます。場所によってはDヤブですが気合いで突破しましょう。昔は全面オープンだったんでしょうが木の枝が張り出してトラクターが入りにくくなって、その部分がヤブくなってしまったのでしょう。
3時過ぎると気温が一気に下がってきました。指先がかじかみます。まだ体が完全な冬仕様になっていないので氷点下は体に堪えます。
26日(日)
ツンドラ地帯は今朝も雪かきです。
南国に向かいますが今日は千歳空港を過ぎても雪が消えません。悪い予感がします。そして積雪量こそ少ないもの現地も一晩で雪景色となっていました。
昨日歩いたオープンもこの有様。昨日より気温は低いはずなんですが雪が降ると意外に寒さを感じないのは不思議なものです。
ほっつき歩いていると、もう1人の調査者である松本君と出会いました。ここで今大会の調査者を紹介。
若者は軽装でも頑張れるんですね。
そして、ワタクシ。
バカ者は重装備でも寒さが我慢できないんですね。
ナルシストなんでもう一枚サービス。
GPSで現在地をOCADタブレット上に表示させ、画面と調査原図を対比しながら競技者視点で見た地図情報を調査画板に記述していきます。硬質クリアファイルに貼られた調査フィルムは帰宅してからスキャニングしてOCADに読み込みます。作図して更新したOCADファイルをタブレットに落とし込み、調査原図も更新してクリアファイルにセットしなおして調査を続行します。この調査方法を採用してからヘタクソな歩測は全くしなくなりました。
古井戸跡なんですが、311を使うか531で表現するかはコントローラとも相談しないといかんです。一昨年も高丘で調査した時は11月に大雪が降っても12月は好天続きで積雪がゼロとなり1月10日まで調査できていました。今年も暖冬だといいなと願うばかりです。雪が溶けますようにと願いを込めてMy融雪剤をまいて帰りました。来週も調査できますように。