湿楽園(鹿)

9月9日(土)・10日(日)の日記

今週末は日高方面へ労役に出向きます。作業は土曜午後から現地集合なので、2時間でも調査ができれば御の字ということで朝から途上にあるテレインに寄り道して入林することにします。

なんでも太陽表面の強い爆発(太陽フレア)でGPSの受信精度に乱れがでる恐れあり、なんてニュースで報じられてますが大丈夫なんでしょうか? ワタクシ根本的には調査ヘタクソで原図とGPSの精度にオンブにダッコなんだから頼みますよ・・。
調査範囲が広大で本当に調査・作図間に合うんだろうかと不安にもなりますが、このテレインは等高線の本数が圧倒的に少ないし、走行可能度が良くて緑色を塗る部分が少ないし塗っても大雑把な部分が多いので考えようによっては今までのテレインよりは楽なんじゃないかと思うんだよね。(あくまで希望的観測)

5時半に起きて調査に行くはずだったんですが予想外の雨天です。週末は行楽日和でしょうと言っていたのに天気予報アテになりません。高速に乗っても現場待機になりそうだったので下道で行くことにしました。

お盆休みの調査の続きです。
まだ寒くはなってませんが、結局今年の夏は7月上旬で終わってしまいました。札幌でも8月は一度も30℃越えの真夏日がなかったのだそうです。過ごしやすくて良かったけどなんか物足りない夏でした。

え、4番の道が草刈りされている。3番で取ってもいいぐらい。たぶん地元のNPOの方々がフットパス整備してくれているのだろう。嬉しいような・・・。

このテレインは平らで湿地帯が多いのです。湿地帯はこの時期ヤブいです。ヤブくないところは本当の沼地で立入危険なところが多いです。

クマザサ、なぜか一部分だけ枯れている。その中心には何かヤバい物でも横たわっているんじゃないかと思って見に行きましたが別に何もありませんでした。よかったね。

ほっつき歩いているとシカの骸を見つけました。その先にはご立派な角と頭蓋骨がありました。景品にしようと思いますが頭蓋骨はいらないんだよなー。

重たいんだよね-。3kg以上はあるでしょう。調査のパフォーマンスがガタ落ちです。なんとか角と頭蓋骨が切り離せないものかと頭蓋骨を木に打ち付けたりして砕こうと試みますがビクともしません。そしたらいきなり腕にくくり付けているタブレットPCが暴走して「おーきゃどじゅういってんろくてんぜろ、ほにゃらら・・」と喋り出して無茶苦茶焦りました。ごめんなさい、もう手荒な真似はしませんので許してください、成仏してください・・・。
労役に出向く時間も迫ってきたので角を握って車に戻りました。

ありゃー、先月潰れてしまって修正した4番の道が元通りになってしまった。また修正し直しだよ・・・。

続いて10日(日)のおはなし

お昼で労役から解放されテレインに直行します。しかし、朝5時半起きなもんだから運転していて眠くて仕方ありません。30分だけ路肩で寝てしまいました。昨日の続きです。

湿地帯ですが靴を汚したくないので自分は横断したことありません。安全性が担保できないからあんまり通って欲しくないな。北欧の大会ならこれくらい普通に通すけどね。お立ち台シャワー(別名:ショックシャワー)とか行くと草と汗と泥の臭いが入り交じった何とも言えない臭いが漂っていたのをふと思い出しました。でも、そんな環境下でリンゴをかじってたりする向こうの人達の感覚ってよくわかんないよなー。

シカの皆様達も足が埋まって対岸に渡るのに難儀してるみたいです。

また見つけました。賞品が増えていいね。前回大会で当たった人、空港の保安検査で引っかかって機内持ち込みできず、でもLCCだから預け荷物にもできず宅急便で送ることになってしまいエラい高い賞品になったらしいと人づてに聞きました。

5時半になると林内も薄暗くなってきます。白い調査画板に書き込んで正面を向くと薄暗さと白のギャップですごく目が疲れます。「あ、頭痛3分前だ」ということで諦めて帰ることにします。正味2時間弱の調査でしたが実りある調査でした。角も拾ったしね。

展望台から苫小牧市内を望みます。右端奥に見えるのは樽前山。海の方向を見ると新千歳空港に着陸する飛行機の前照灯が等間隔に列をなしているのが見えます。頭痛薬飲んで帰ります。

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