1月30日(火)のおはなし
ワタクシも夜逃げせずに無事に新年を迎えることができましたが、渉外活動が思うように進まず気分がすぐれません。JOAに公認申請するも渉外問題がオールクリアになっていないため「仮承認」と条件が付されてしまいました。
渉外担当の勝本さんがあちこち駆けずり廻ってくれてますが、門前払い、音沙汰なし、賃貸料が高すぎ・・と大会会場が決まらず要項が出せません。1月25日を過ぎて夏期間のスーパー早割等の飛行機予約も始まってしまい焦燥感でいっぱいです。
そんな中、勝本さんが視点を変えた提案をしてくれました。屋内施設を諦めて公園広場を青空会場として使用してはどうだろう? 公園といってもステージもある立派な公園で沼ノ端駅からも近いし近隣商業施設もいっぱいあるよ。とのこと。沼ノ端地区の北栄町に位置する新栄公園だそうです。
確かにJR沼ノ端駅から500m足らずだし、新千歳空港や札幌からのバス停からもすぐ。隣にはスーパーやホームセンターもあるしローソンも近くにある。
25年前に初めて海外遠征した時の「O-ringen city」を思い出しました。そうだ、どうせみんな海外(道外)から来るんだし脳内海外遠征気分を味わっていただこう。真夏なんだから青空会場上等だよ・・・。
勝本さんがアポ取り下準備をしてくれました。もう残された時間も選択肢もありません。ワタクシも仕事をほったらかして勝本さんに同行するためお願い行脚に苫小牧へ向かいます。ここ数日札幌は寒いです。こういう晴天の朝は放射冷却で今朝はマイナス15℃まで気温が下がりました。
高速で行けば冬でも1時間足らずで苫小牧に着きますが、季節がら事故渋滞や通行止めが頻発するので安心はできません。
無事に10時半前に現地に着きました。車窓から見えるのが新栄公園のステージです。昨日、当地苫小牧にしては珍しくドカ雪に見舞われ一晩で30cm積もったらしく景色が札幌と変わりません。
青空会場ではありますが、トイレ数の確保、女子更衣室の確保が必須となるので近隣施設にも施設借用協力のお願いや現場調査をしなければなりません。
スポーツセンターのトイレをチェックしました。朝から使わせていただけないか検討をお願いしました。
その隣にあるスケートセンターも見学に来ました。ここは真夏でもリンクに氷を張っているので夏合宿等にも使用されるのだそうです。
ここでもトイレの数をチェックしました。女子トイレもチェックしたいところですが、明日の朝刊に名前が載るとたぶん大会開催がポシャるのでやめときます。
近隣の幼稚園?がスケート授業に来てました。さすがスケートの町。
スケートセンターを後にして長靴に履き替えて隣の新栄公園に雪漕ぎしながら向かいます。公衆トイレはありますが数が少ないのでトイレ確保が必須です。
新栄公園のステージ。若かりし頃遠征した O-ringen ステージで女性グループ歌手が「SUKIYAKI(上を向いて歩こう)」を歌っていた光景を思い出しました。ワタクシは何を歌えばいいのだろう? 表彰式演出にはピッタリですね。
このあと、実際に管理をしている町内会の会長さんにご挨拶、施設借用のお願いに伺いました。近隣町内会の使用予定が入ってなければ使ってもよいと言っていただけました。この結果をもって勝本さんに苫小牧市の緑地公園課、道路維持課に申請に行っていただくことにします。
勝本さんと会場近くの「さくら」というラーメン屋さんで昼食を取りました。一応スーツ姿で来ているワタクシに「紙エプロンお使いになりますか?」なんてお上品な接客をいただきココロが和みました。味噌ラーメン(780円)も美味しかったです。勝本さんはインフルエンザ病み明けだったのだそうです。体がしんどい状態で渉外活動していただき誠にかたじけないです。
午後から交通調査に勤しみました。ここ沼ノ端駅北口。キレイな駅舎だけど無人駅。Suicaの使用は可能。
空港や札幌から到着する「ダイナックス沼ノ端アイスアリーナ」バス停(4月からネーミングライツにより「沼ノ端スケートセンター」から変更となった)。札幌からは30分毎、新千歳空港からは約1時間毎と交通の便は良いです。会場の公園は道路挟んだ向こう側。
ここから10km離れた競技地区へはバス輸送となります。バス輸送も脳内 O-ringen気分を盛り上げますね(?)公園横の側道がバス乗り場となる予定。バス輸送の所要時間を確認するため競技地区まで実走することにします。
並木道もちゃんと除雪されていました。ただなぁ、JOAへの会員支援金上乗せ、2台の貸切バス料金、それと最大の交渉障害要因となっている費用負担(ここではまだ書けない)と運営費用増大要因がいっぱいあって大会参加費が大幅に高くならざるを得ないです。参加人数次第では赤字。。もしかするとワタクシの立替ガソリン代も回収できないかもしれない。オリエン破産一直線か・・・。
バス降り場付近には鹿がお出迎えしていてくれました。「そんなに思い悩まなくて大丈夫だよ。オリエン破産したらウチらと一緒に暮らそうよ」
鹿の皆さまのありがたいお申し出に感謝しつつもやっぱりそれはイヤなので、さっさと札幌に帰って仕事に戻りました。
要項公開まであともう一歩です。