4月8日・9日の日記
4月8日(土)
厳しかった冬も終わりを迎え、4月に入り札幌も積雪がゼロになりました。
雪融けを心待ちにしながらライブカメラをチェックしていましたが、テレイン内はもう雪が消えて大丈夫そう。早速現場入りしてみることにしました。
8日(土)は風が強くて寒い1日。午前中所用を済ませて午後から気になっていた別地区の0次調査に入ったのです。
うーん、ダメとは言わないけど期待したほどではないな。あえて今ここを調査する必要はないので今回はボツ。
続いて9日(日)
今日は日差しもいい感じで暖かくなりそう。昼前には現地入りして降雪前の続きの場所へ5ヶ月ぶりにやって来ました。
ここは放棄された牧草地。なぜかここだけ雪が残っている。オープンというかラフオープンというか、夏場になると下草がうざくて結構走りにくいので、今のうちに周囲の縁を歩いてGPSでラインを取ります。
いわゆる鹿害。エサのない冬場に鹿が広葉樹の表皮を食べてしまい、表皮が丸裸にされた木はいずれ枯死してしまうのです。
オープンと可能度C縦ハッチ(ワタクシはC’と勝手に呼んでいる)の境界。写真右奥はさすがに通行困難Dで取らざるを得ない。
やっとオープンを取り終わって森林エリアの調査。どういう訳かこのテレインは「乾いたみぞ(ISOM 108)」がやたらに多くて、それも細かく分岐しているものだから取得にうんざりします。細かい分岐はISOM 108のドットで表現すると点の集合体となってしまい、分岐だか何だかわからなくなってしまいます。調査者目線で見るとこまめに取得してコントロールを置きたくなるんですが競技者目線では単純化した見易い表記が良くて、コントロールを置くべきではないんでしょうな。
4時半まで調査してたらタブレットPCの電源が枯渇してしまいました。集中力も切れていい加減嫌になってきたので散歩気分で道路挟んだ反対側の調査区域外の山も見に行くことにします。今手掛けているのはロングディスタンス競技の山でミドルのテレインをどうしようか考えているところなんですが果たして候補地となるのか、それ以上に調査範囲を広げてクビを締めることにならないものか・・・。
小一時間ほっつき歩いたんですが点状特徴物が乏しく、コントロールを置くとすれば比較的浅めの沢に置くことが多くなる印象。風景変化が乏しいので大陸的と言えば聞こえはいいけど、ひたすらコンパス直進を要求されて一発はずして現在地ロストに陥ると結構絶望的・・・。
帰宅してGPSデータをまとめると今日の移動距離は10.5kmでした。にも関わらずDEMデータから見る登距離はたったの65m・・・。驚愕の真っ平らテレインです。雨が降らなければまた来週。