悲報と朗報

悲報ですが、4月1日から予定していた参加申込受付を当面延期します。蔓延が拡大している首都圏の情報を耳にするにあたって、またインカレも中止を決定した状況を鑑みると受付を開始することが適切とはみなせません。基本的に申込後の参加費は返還しないので明らかに中止リスクが格段に高まっている現状下、受付を見合わせるのは大会主催者のせめてもの責任とご理解いただければ幸いです。当然開催することを前提に今後も準備していきます。

2月28日に緊急事態宣言が発令され3週末にわたり外出自粛要請がなされた北海道は現状では落ち着いていると見ています。感染の第2波、第3波がやってこないとは限りませんが、3週にわたる行動制限が平穏に繋がっていたのなら首都圏の状況も3週間後には好転することを期待したいです。JOAからの開催(自粛)要請も参考にしながら受付開始時期を検討したいと思います。

朗報もあります。
ウチのクラブ大会が(株)アールビーズ様の「arbeee 総額1億円プロジェクト」に選考されました。いただける協賛金は賞品・参加賞等全額参加者還元が義務づけられているので今回の大会はいつもよりも参加賞期待できると思います。
(編注:年内開催中止に伴い選考辞退させていただきました)

それにしてもネタに溢れるウチの大会を選考するなんてアールビーズさんは見る目がありますね。ワタクシよく存じませんでしたが今後アールビーズさんとも御縁が深まればいいですね。この日記もオリエンティア以外にも目に付くかもしれないので、あんまり下品なことは書かないようにしましょう。()

それではお待たせしました。いつもどおりの品のない調査日記はじまり、はじまりー。

3月28日(土)の日記

27日(金)に札幌市内の積雪がゼロになったと気象庁から発表がありました。初春の好天に恵まれそうな土日、今週はどんな状況でしょうか?

先週車での入林を断念した林道もすっかり雪は融けておりました。ただ、水が引いたのがつい最近と見えてタイヤが沈みます。スポンジの上を走っているみたいな感じで所々ハンドルも取られます。路肩弱し。

しかし、坂道の途中で車両乗り入れを断念しました。途中でスタックしたらこんなケータイも繋がらないような場所では助けも呼べません。針葉樹林地区は木々が傘となり積雪は少なかったはずなんですが、陽が当たりにくくて融雪が遅れているようです。調査区域を変更し川のライン取りに勤しむことにしました。

本流に注ぐ枝川を遡ると雪融けの湿地ですが、流量からしてたぶん湧水もしてるんだと思います。夏場には表記を湿地から湧水点に変更しないといけないかもしれません。

昨年12月にはやる気が起きなかった川のライン取りを行ってますが、川っぺりはヤブいところが多いのでこの時期できるのは良かったかもね。秋には渓流釣りの人も見かける川ですがプラスティックのエサ箱がちょこまか落ちていてマナーの悪さに閉口します。
ちなみにこの川は渡れる河川として黒縁表記はしていません。所々股下までの深さがある場所もありますが気合いで渡れます。ワタクシは濡れるのが嫌だから渡らないけど。

そうやってひたすら川っぺりを詰めている途中で、ポンとジャンプして飛び降りたら・・

ひぃーーーっ!! また首からぶら下げていたヒモが外れてしまいタブレットを川に落下させてしまいました。悲鳴が林内に響きます。
素早く引き上げたので電源系統は大丈夫そう。ただしめちゃめちゃ萎えました。そんなわけでこれ以降の写真はなし。

つづいて翌29日(日)

午前中仕事していたので午後からの調査開始ですが、車は諦めて今日はMTBで入林します。雪融け直近でタイヤが沈むのと風邪で体力ががた落ちしたせいもあってペダルを漕ぐのがしんどいです。

今日は関東圏降雪で寒いみたいですね。ラジオでは中山中央競馬3R以降中止と報じられています。北海道はいい天気だよ。MTBで入林すれば往復4kmも楽ちん。

しかし、やっぱり途中でMTBはあきらめ、デポしてズボズボぬかりながら長靴で進みます。気分は川口浩探検隊・・。やらせじゃないよ。

隊長ーっ、報告です。
緑×(JSOM419)で表記される倒木の根を発見しました-。2個の間隔が7mしかないので×は1個で表記しまーす。緑×を重ね合っても見にくいだけだからであります。

隊長ーっ、ここは一方向のみ進みやすい方向性のある植生(JSOM406.1 白抜きストライプ)です。90度横を向くとこんな感じです。

見通しは極端には悪くないけど下枝が邪魔して直進に苦労します。隊長、気をつけてくださいっ! 水曜スペシャルだとこの辺で「ジャーン」って効果音が鳴って大蛇が出てくる頃です。あ、でもこの大会番組は予算がないので大蛇を用意できませんでした。提供のアールビーズさんのおかげで番組終了後には参加者プレゼントを用意できそうです。

くだらないことばっかり言ってるけど、続々と大会中止の報を受け準備に頑張っている大会の足元が揺らいでいる中、馬鹿なことでも言っていないとやってらんない。「だいじょうぶだぁ~」の声が聞きたい。悲報に接して合掌。

妥協と堕落?

3月22日(日)の日記

ちなみに21日(土)は人間失格状態で1回やすみ。(ダラダラして行く気が起きなかった)

この1週間でだいぶん雪も融けて林内もきっと雪がないだろうと読んで行ってきました。といっても午前中仕事があったので実際に入林したのは午後だったのですが・・。

例によって「タンドールレストラン アサ」でナン3枚平らげてから行きます。Aセット770円に食後のコーヒー+100円。
食後の運転は猛烈に眠気が襲います。公園の駐車場に駐めてシートを倒したら今日はそれでおしまいです。2日続けてダメ人間になるものか、と気合いで車を降りて着替えて入林しました。ワタクシやりました。連敗脱出です(?)

本当はロングの範囲を拡張しようと林道から車で入林したかったのですが、林道にはまだ雪が残っていて、しかもぐちゃぐちゃ雪でハンドルが取られてこれ以上進むのは何とも微妙な感じ。行って行けないことないけど、帰って来れるかどうかは非常に怪しい。というわけで車での入林は早々に諦めて引き返し、10km以上車を走らせミドルの範囲に向かうことにしました。

昨年の夏以来のミドル地区入林です。まだ枝葉や下草もなく見通しも走行度も抜群なんですが、ちょっとした絶望感を感じました。きちんと整置しないと全く方向感覚が掴めないのです。自分で作った地図なんだから整置しなくても点状特徴物に当たるはずと舐めていると全然違う方向に進んでることがタブレットを見るとわかります。昨年よくこの手がかりの少ない地形調査できたなと我ながら感心します。

昨年取りそびれている小凹地。意外と取り漏れが多かったです。

咋夏の試走会で3人を苦しめたちょっとヤブがちな炭焼き窯跡。

昨年調査を開始した頃には取捨基準に満たなくて取らなかった倒木の根。今回の取捨基準は自分の胸より高くて広げた両手より大きい根だったんだけど、自分の胸といってもバストの上と下ではずいぶんと差がありますからね。ワタクシ巨乳なので(?)
調査を進めていくうちにだんだんと基準が甘くなってきて、この微妙な高さの根も今回は取得することにしました。

令和2年初収穫。枝葉が生い茂ってないテレインは簡単かと思ってましたが、ミドルに宛てるテレインはそうでもなかったです。

フロはいれよ。
宿題やったか?
歯みがけよ。
また来週~。 (これわかる人、たぶん昭和の人・・)

希望を探しに・・

先週、名古屋からの出張から戻ってきたときは空港駐車場の積雪具合からして、調査再開はまだまだ先だなと思っていたのですが、昨日新千歳空港ライブカメラを見てみると滑走路脇に全く雪がないじゃないですか。本当は今週末も東京出張だったんだけど世間情勢で取りやめになってしまいヒマになりました。天気もいいみたいだし様子見に行ってくるかと2ヶ月ぶりに調査に入りました。

2週間前の2月28日、北海道は不要不急の外出を避けるようにと「緊急事態宣言」が発令されました。翌29日(土)は東京へ出張だったので、早朝から空港に向かったのですが「元旦かよ」ってくらい国道も空いていて、そして快晴で青空が広がった外気温は放射冷却でマイナス13℃道路はツルツルのアイスバーン、ここ島松沢の赤信号で止まったワタクシの車は坂を上れず難儀したのを思い出しました。不気味なくらい空いている道路、ハンドル操作、ブレーキ操作を誤ると一気に地獄行きとなる緊張感と不安感が緊急事態宣言を暗示しているような朝でした。

この2週間で雪融けも進み歩道の路面も乾いていますが、相変わらず北海道内は新たな感染者発生のニュースが続いています。本当だったら今日はインカレだったはず。いつまでこんな閉塞感が続くのだろう。でも春が来ればきっと終息に向かうはず。正直なところ7月の大会も大丈夫なんだろうかという気分になりますが、今、自分ができることを淡々とやるしかないと言い聞かせてテレインに向かいます。

針葉樹林内は木々が傘になって積雪が少なかったせいかもう雪がないです。一方広葉樹林内はまだまだ雪に覆われています。だいぶん締まってはいますが林道もまだ雪を踏みしめながら進まなければなりません。

ここ、昨年4月28日の日記と同じ場所。

清々しい風景を見ると気分も晴れます。日常生活では付けているマスクを外して深呼吸もし放題。咳もし放題。長袖シャツにタイツを履いての冬仕様で来ていますが気温も5度近くあるとみえて暑いです。

今日は昨秋の続きで植生界のライン取りをしました。長靴の半分くらいまで埋まりながらひたすら植生界を詰めます。

単純作業なんですが、3時も過ぎる頃にはくたびれてしまい、腰や股関節が痛くなってきてしまいました。車まで戻るには2kmはあるんだよなー。行きは気分良く進んだ林道も帰りは這々の体です。

帰宅途中にスーパー銭湯の「千歳乃湯えん」で体を緩めて帰りました。大人入浴料440円。手ぶらセット350円プラスすればバスタオルやシャンプーボディソープも付いているみたい。
来週から本格的に調査を再開します。絶望するほど大雪が降った年も雪は融けて必ず春は来ました。きっと思い出話となる日が来るはず。そう遠くないうちにきっと来る。。。