希望を探しに・・

先週、名古屋からの出張から戻ってきたときは空港駐車場の積雪具合からして、調査再開はまだまだ先だなと思っていたのですが、昨日新千歳空港ライブカメラを見てみると滑走路脇に全く雪がないじゃないですか。本当は今週末も東京出張だったんだけど世間情勢で取りやめになってしまいヒマになりました。天気もいいみたいだし様子見に行ってくるかと2ヶ月ぶりに調査に入りました。

2週間前の2月28日、北海道は不要不急の外出を避けるようにと「緊急事態宣言」が発令されました。翌29日(土)は東京へ出張だったので、早朝から空港に向かったのですが「元旦かよ」ってくらい国道も空いていて、そして快晴で青空が広がった外気温は放射冷却でマイナス13℃道路はツルツルのアイスバーン、ここ島松沢の赤信号で止まったワタクシの車は坂を上れず難儀したのを思い出しました。不気味なくらい空いている道路、ハンドル操作、ブレーキ操作を誤ると一気に地獄行きとなる緊張感と不安感が緊急事態宣言を暗示しているような朝でした。

この2週間で雪融けも進み歩道の路面も乾いていますが、相変わらず北海道内は新たな感染者発生のニュースが続いています。本当だったら今日はインカレだったはず。いつまでこんな閉塞感が続くのだろう。でも春が来ればきっと終息に向かうはず。正直なところ7月の大会も大丈夫なんだろうかという気分になりますが、今、自分ができることを淡々とやるしかないと言い聞かせてテレインに向かいます。

針葉樹林内は木々が傘になって積雪が少なかったせいかもう雪がないです。一方広葉樹林内はまだまだ雪に覆われています。だいぶん締まってはいますが林道もまだ雪を踏みしめながら進まなければなりません。

ここ、昨年4月28日の日記と同じ場所。

清々しい風景を見ると気分も晴れます。日常生活では付けているマスクを外して深呼吸もし放題。咳もし放題。長袖シャツにタイツを履いての冬仕様で来ていますが気温も5度近くあるとみえて暑いです。

今日は昨秋の続きで植生界のライン取りをしました。長靴の半分くらいまで埋まりながらひたすら植生界を詰めます。

単純作業なんですが、3時も過ぎる頃にはくたびれてしまい、腰や股関節が痛くなってきてしまいました。車まで戻るには2kmはあるんだよなー。行きは気分良く進んだ林道も帰りは這々の体です。

帰宅途中にスーパー銭湯の「千歳乃湯えん」で体を緩めて帰りました。大人入浴料440円。手ぶらセット350円プラスすればバスタオルやシャンプーボディソープも付いているみたい。
来週から本格的に調査を再開します。絶望するほど大雪が降った年も雪は融けて必ず春は来ました。きっと思い出話となる日が来るはず。そう遠くないうちにきっと来る。。。