ゆずれない願い

調査日記最終回です

7月9日(金)大会前日

今日はミドル地区の設置&コントロール作業
お天気で暑い日でしたが晴れたのはこの日が最後でした。
大会前日にして、ここ千歳の地に各界を代表する猛者達が集いました。

田中 徹 (IOFイベントアドバイザー)
的場 洋輔(Mulka2開発者 Lap Center管理人)
櫻本 信一郎(WOC2012 日本代表)
山田 健一(清田有楽町内会2021 班長)  
(敬称略)

林内設置コントロール作業を終えて、隣接工業団地内に北海道工場のある岩塚製菓直売所に行って参加賞・表彰賞品として用意してもらった北海道限定せんべいをトラック荷台にいっぱい段ボールを積み込み宿舎保管としました。これ結構しんどかった。

7月10日(土)Day1 ミドルディスタンス

https://photos.google.com/share/AF1QipPlxASUwTOH3abHbHnTpG6LguqKjA1-GiswLpefRe18mZyCIM9GZof16-z0B0Xdjg?key=bEl3eDdHTkNJOHlzZWNOZ1FHRi1KQm5DcS03WENn

写真はカメラマン齋藤早生さんのO-photoに委ねるとして、朝札幌を出て高速に乗った途端また霧雨煙る雨空です。萎えます。というより眠くて身体がしんどくてたまりません。
荷物を搬入し、9時半ミーティング、ロクな指示もマニュアルも受けてないけど、みんな出たとこ勝負で黙々と作業に邁進してくれてます。

でも、それはやっぱり無理があるというか破綻の引き金だったんだね。
参加者が集合し、あと小一時間でスタート開始というところでスタート櫻本君から電話。「地図とデフのコントロール数が合っていない。印刷ミスだ。」頭がまっ白というか、最初何言ってるんだか訳わからなかったのですが、要するに地図上では17コントロールしかないのに配布用ディスクリプションには18コントロールあって地図上にないコントロールが1個余分に印刷されているということです。泉君が異変を見つけてくれて競技不成立を直前で回避してくれたらしい。

すぐにスタートにすっ飛んでいき状況を確認しました。ミドルM21Aは順番前半に印刷をしたのですが、印刷前に最終調整したはずのコントロールが印刷された地図にはなぜか抜けており、順番後半に印刷したディスクリプションと販売用地図にはなぜか18コントロール掲載されている。ワタクシ自他共に認めるバカですけど、さすがにコース印刷した後にコースをいじって不成立にもってくようなバカはしません。詰まるところワタクシのチェックミスなんだけど、どうもOCADのバグくさい。手分けして手修正してくれる若者達にわびを入れて会場に戻り予定通りスタート開始です。理想とするわびさびの世界観から詫び入れるクズの現実・・。

思ったよりみんななかなか帰ってこなかったけど最終的にはウイニング設定通りに成績がついてホッと一安心・・するのはまだ早く、捜索隊を出してしまうトラブルを起こしてしまいました。

警察に捜索依頼の電話をする一歩手前で無事解決。準備してきた3年間、開催可否がどう転ぶかわからない緊張を強いられたこの1年数ヶ月、自らの段取りの悪さと不甲斐なさ、それを助けてくれた若者達の存在。いろいろなことが頭をよぎってしまい、人前をはばかることなく号泣してしまいました。

7月11日(日) Day2 ロングディスタンス

https://photos.google.com/share/AF1QipMVb7e1NHYB4CHkTFzQoVFAl8npBUpMAva55yLRgaCPZe9jt-zUDaUIgTbTdiAQFA?key=NnRrT3lZcmRUOU43WmpCdS1uQ2JqMTVVRHJMcWxn

相変わらず霧雨の肌寒い朝。天気もワタクシの心も全く晴れることなく大会は終了しました。

M/W21Aはウイニング設定通りという感じだったけど、その他のクラスはやや長かった模様。昨日に引き続きさほどアップはないけど参加者の皆さん一様にくたびれているご様子。今日は事件もなく無事に終了し、参加者の皆さんと談笑できる時間も少しはありでよかったです。

大会は無事に終了しました。信原氏、的場氏といった外部助っ人に業務を丸投げしたり、EAの田中徹さんが適切に助言を与えてくれたり、若者が自主的に動いてくれたおかげですが、ワタクシの配慮のなさと強引さに総スカン喰ってしまった感もあり・・。終わってホッとはしたけど、決して充実感には浸れずモヤモヤ感が拭えなくてこの日記を更新なかなかできなかったです。本当にクラブ員のみんなごめんなさい。

他のクラブもそうだとは思うけど、コロナ渦でなかなかクラブ員が集うことは難しい。自分としては札幌OLCが今後も存続していくために大会開催をきっかけに何とか一同に会する機会を作りたかった。マイナースポーツゆえ、大会のノウハウが途切れ人心もバラバラになってしまうと、あっという間にクラブは衰退する。現会長の原田氏が長年守ってきたから今に至っているけど平成5年くらいから20年くらいまでの15年間、札幌OLCを名乗る活動は原田氏ひとりだけで長らく休眠状態となっていた。

最初はパークOマップを一生懸命作成し、ぽつぽつと若者が入会してきたタイミングで舵を大きく切って公認2日間大会を開催し、高丘、苫東、千歳と今回でロングディスタンス競技に耐えうるテレイン開発を進めてこれで3箇所目。

北海道(札幌)という土地柄もあって若手会員の多くは5年以内に異動・卒業・転勤でクラブを去って行く。そしてまた同じ理由でクラブの門を叩いてくれる若者もいる。今回2名の若手クラブ員が転勤等で去ることになったが、一緒に今回運営した絆は消えることなく、きっと次回大会は参加者として遊びに来てくれることを期待している。

ワタクシは転勤で去る予定はないけど、こんなことばっかりやってるといつ夜逃げする羽目になるかもわからないし、いい加減愛想尽かされてクラブから追い出される日が来るのかも知れない。その時はそれで仕方ないだろうが、あともう1枚地図を完成させればインカレ同様4箇所の地域を使い回して毎年大会開催が可能だろう。そうなれば自分がいなくなっても向こう10年は安泰でこれからも札幌OLCが永続してくれることを願ってやまない。

身銭きって、休日を地図調査に充てて、足で稼いで創り上げた作品である「O-Map」は自分にとってライフワークであり最高の自己満足。その著作をベースにクラブ員が集って大会開催して全国から愛好家が集って満足してもらえるのなら自分にとっても最高の自己満足。今回、若者のみなさんにはババをかけてしまったけど、機嫌を直してもらってまた試走会やって一緒に大会運営をしていきたいな。そうすればきっと札幌OLCは若手を中心に今後も続いていってくれるはず。

最後に今回の大会地図である「千歳分水嶺」「厚平内林道」の作成過程をスライドショーにしてみました。やっつけ仕事なのでBGMが最後ぶつ切りになったりしてるのはご愛敬。
https://spk.gob.jp/26th/spk26th.mp4

Special Thanks(敬称略 順不同)

北海道森林管理局石狩森林管理署
千歳市環境整備事業協同組合
北海道オリエンテーリング協会
北海道大学オリエンテーリング部
泉沢向陽台コミュニティセンター
株式会社アールビーズ
長谷部 信一 氏
坂井 和憲 氏
的場 洋輔 氏
信原 靖 氏
笹田 京 氏
齋藤 早生 氏
田中 徹 氏
堀井学事務所

札幌オリエンテーリングクラブ

朝妻 清宗(スタート)
泉 修平(スタート)
伊東 瑠実子(受付)
小野寺 はるみ(受付)
春日 直也(救護 第2スタート)
勝本 幸治(バス輸送)
久保田 皓貴(救護)
櫻本 信一郎(スタート 競技責任)
塩平 真士(バス輸送 フィニッシュ)
白旗 洸太(スタート web広報)
菅野 柊斗(スタート)
菅野 美輝(受付)
田中 基成(スタート)
戸田 聖人(フィニッシュ)
早川 清(受付)
原田 憲夫(スタート 実行委員長)
山崎 弘文(医療救護)
山田 健一(地図作成 運営責任)

また次回大会で会えたらいいね。


コントロール作業その1

IOFイベントアドバイザーの田中徹さんをお招きし、昨日設置したロングディスタンス地区のコントロール作業をお願いしました。

今朝、札幌出たときは晴れてたのに北広島インターで高速に乗った途端曇り空。そのうち雨模様になってきてしまい、雨に濡れながらの作業となりました。5時間くらいかかってひとまずロングの地区はほぼほぼ完了。

季節変動が激しいです。ここ1ヶ月の間に別世界のように変わってしまい、マッパーのワタクシもこんな場所だったっけ??とツボってしまう所もありました。位置はあってるんだけど、地図で見るのと現地の印象が大きく違うんだよね・・・。修正できなくてごめん。

設置しました

7月7日(水)

北海道協会の信原君が休みをとって設置手伝ってくれるというお申し出をいただき、ワタクシもズル休みをして設置にいってきました。3日前から設置を開始するなんて贅沢な大会ですね。参加者少ないのに。

まずは朝一番でトヨタレンタリースに行ってトラックを借りてきました。林内で笹や木で擦っても怒られないようなボロいの貸してとリクエストしておいたのですが、思ったほどボロくはないです。でも、普段なら出発前に店員さんと一緒に車体を一周してキズチェックするけど、今回は店内で鍵わたされてお気を付けてとしか言われませんでした。

10:30に千歳市内のコンビニ駐車場で待ち合わせ。ヤブ蚊を気にしながらするよりも、ここで組み立ててから行きましょうということで、トラックの荷台を使って二人でユニットの組立を行ってから入林しました。実質11時半過ぎには始めて、二人で効率的にトラックの場所を移動しながら設置の移動距離距離を短く工夫しながら設置してもロング全域と一部ミドル部分を終えたのは6時半過ぎ。

明日はいよいよイベントアドバイザーの田中徹さん登場で今日設置した場所のコントロール作業を行います。

今日は七夕。大会会場ではいっぱいオリ姫様と会いたいなぁ。あ、オリエンティアのお姫様ですからね。オリックスファン女子じゃないよ。短冊はないけどEカードバックラベルに願い事を書いて会場に吊しておくことにします。

七転び八起き

いや、七転八倒だろう・・
しんどかった一週間のおはなし

6月19日(土)

前日記の続きですが、試走の結果違和感を指摘された場所の修正調査に来ました。当初の目論見通り今週末20日(日)で緊急事態宣言も解除されます。やったね。札幌市とその近隣地区である千歳市は7月11日まで「まん延防止措置」に移行するのだそうです。まん防、マンボ-♪

一昨年に比べれば当然幼林も成長するわけで、これだと走行可能か歩行可能か微妙なところだよね。緊急事態宣言も明けることだし、走行可能表記でサービスサービス(?)

ここはもちろん走行可能筋。5年ぐらい経つと上記ぐらいに成長するんですかね。ここ、一昨年の初冬に鼻水垂らしながら寒さに震えてライン取りしてた場所なのでようやく迎える大会開催を前にしてこみあげるものがあります。(二日酔いじゃないよ)

修正も終了して期待と充実感を胸に日暮れまで余裕を残して帰宅しました。
ん、FAX入ってる?

目の前が暗くなりました。
グレーの世界から復帰して初夏の緑を満喫して帰ってきたら世の中の色がなくなってしまいました。翌火曜日には再開されるはずのコミセンに行って最終打ち合わせを予定していたのにどうして・・・。

ここで初めて自分の見通しの甘さを思い知らされました。大人の事情で緊急事態宣言は6月末までには解除されて、7月1日からは元通りの自由な空気を満喫できる・・。そう思っていたのですが大人の事情は経済を廻すために一部お酒の提供は緩めるけど、締め付けが可能なところ(公共施設とか)は今まで通り締め上げて五つの輪っかのために万全を期しますよ。ということだったんですね。読みが甘かったです。札幌市内の感染者も激減してるのに何で7月11日まで締め上げるんだよ・・・。

大会開催するために代替案どうしよう。近隣の向陽台公園で青空会場とする案、南千歳駅の某商業施設を荷物置き場として借りてバス輸送する案、テレイン内に仮設トイレを持ち込んで参加者をテレイン内に隔離する案、我々の運営宿を延泊して会場開放してバス輸送する案、いろいろ代替案が頭をぐるぐる廻ります。とりあえず明日向陽台公園にロケハンに行ってこよう。

6月20日(日)

どうしよう・・。不安で全然眠れませんでした。枕にはよだれがついてますが、本人が眠れなかったと言ってるんだから全然寝てないはずです(?)

未明に降り続いていた雨も上がったようです。ご飯も食べずにロケハンに行くことにします。朝から「あっぱれ」だの「喝!」だの言ってる場合じゃありません。

雨上がりの向陽台公園にやってきました。テニスコートはオジさん、オバさんで大盛況。今日まで宣言下だけどテニスは関係ないみたい。トイレは開放されてるけど、更衣室とかは閉鎖されている。

というわけでパークゴルフ場には誰もいなかったです。こりゃ厳しいな・・・。

このステージが使えれば雨降ってもまぁ何とか凌げるんだけどなぁ。水道栓もそばにあるし。

バス停からはすぐ。使用許可は取れないかもしれないけど利用を含んでもらえないか、明日管理者に直談判しにいくことにしましょう。

他にも車でいろいろ見て回りました。道中クラブ員からも「困ったことになったね・・・」と電話がきたり、参加者の皆さんからも「千歳市のHP見たけどコミセン利用できないみたいじゃない、どうなるの・・」と電話やメールが来たりで個々に対応します。「大丈夫。今、代替案あたっているから。明日、明後日の月火で方向性見えると思うので、もうちょっと待って」開催判断要件としてコミセンの利用可否を書いてしまったんですね。余計なこと書いたわホントに。。 さすがに2年続けて中止にはできないわ。また飛行機代パーにする羽目になったらさすがに夜逃げ案件か・・・。まだ参加料には手を付けてないけど。

6月21日(月)

心配で寝た気がしません。ヨダレは垂らしてなかったけど。

カタギの職業人であるワタクシも、そんなこと言ってる余裕はなく管理者に突撃して直談判する覚悟満々です。9時を過ぎてまずはアポ取りの電話を入れますが担当者は別の業務を対応中なので折り返し電話をくれるとのこと。じりじりしながら折り返しの電話を待ちました。

電話来ました。
「かくかくしかじかでコミセンから閉め出し喰ってしまい本当に困ってるんです。許可とはならないかもしれないけど、ステージの利用と集合させてもらえませんか・・・」窮状を切々と訴えます。

「事情はわかりました。時間もないことなので承認に向けて対応したいと思うので、まずは昨日ロケハンされているのであれば専有面積算出のための図面や要綱、概要についてHPのお問い合わせページからファイル添付で送ってもらえませんか?」不安と裏腹に意外にも好意的かつ前向きに対応していただけました。よかった、、目処立った。

午後からまた電話が来ました。
「テレインはウチの管轄ではないけど、要綱にも重々書かれているようにヒグマ出ているんですよね。オリエンテーリングという競技性や要綱にもしっかり書かれていてご承知のこととは思うんですが、農業振興課の方で情報共有したいみたいなので後援申請した部署を窓口として図面提供等打ち合わせしてもらえませんか」

「〇月〇〇日の出没情報がモロ競技地区なんですよねー。でも、一昨年からずっと調査入林していてクマの糞はいつも見かけており生息地に踏み入れているという認識は常に持っています。参加者も鈴持参等で自衛してもらうことにします。でも、先週の札幌市東区で大騒動になったようなヒグマが出てしまったらどもならんですね、さすがに中止。あははは・・。」
みたいな会話をしながら情報共有しました。どうやらヒグマ素人とは思われず安心いただいたみたい。いやワタクシ、ヒグマと付き合ったことはないんですけど・・。

6月23日(水)

昨日22日のうちに使用許可の連絡をいただきました。さらには大会当日の当番病院情報ももらえました。今日は千歳でカタギの仕事のついでに許可書をもらいに行ってきます。

使用料を支払って無事使用許可をもらうことができました。日陰の人生を歩んでいるワタクシもこれさえあれば大手を振ってお天道様の下で大会運営できます。夜逃げしなくてよかったー。

この足で向陽台の交番と消防派出所に行事の説明に行ってきます。ワタクシ決してアヤしい者ではございません。万一通報があってもこの正直を絵に描いた御仏のような顔を思い出してくださいね。アーメン。

「参加賞安く提供してください」とお願いに行って話をまとめて札幌に戻ります。渉外は一段落つきました。爽やかな季節を感じながら猛吹雪でホワイトアウトして車の全損と腕の1本を覚悟した今年の冬の夜を思い出します。ずーとこんな気候だったらいいのにね。

6月27日(日)

渉外は終わりましたが会場変更に伴いせっかく予め準備しておいたプログラムもご破算書き直しになってしまいました。バス会社とも見積や運行ダイヤの擦り合わせもやり直し。いい加減嫌気がさしてきました。こんな時は現場に行くに限ります。

今日は札幌も気温26℃、当地千歳は27℃。暑いです。旭川とか内陸部は今季初の真夏日になったみたい。

4月末以来、久々にカレー食べてセルフPCR検査の後入林することにします。前回、チキンカレー食べたら2時間後にはキーマカレーに化けてしまってひどい目にあったからな。今日はそんなことなければいいんだけど。今日はラムカレー、770円。

A林で書いているところ。

で、横を向くとB林。

で、ここはC林。

口直しにまた走りやすいA林。真っ平らなのは今更いうまでないけど、あえてマッパーとしてこのテレインの感想を述べると「全て不明瞭・・」 姫木のようなキレイな森を見せられると困るんだよな-。

暑いので会場近くのセイコーマートでアイスを買って食べながら帰りました。セコマはプライベートブランドも多くて今は「北海道メロン」系アイスが充実してました。ホットシェフという店内調理弁当も充実してるので昼飯には困らないでしょう。

当地も7月11日までまん延防止措置対象地区なので夜8時には飲食店が閉まり食べる場所に事欠きます。北欧か。

今日、無事にプログラムも公開できたのでくだらない日記もアップすることができました。大会はもう来週末なんだけど、「パトラッシュ、ボクもう疲れたよ。それになんだかとても眠たいんだ・・」

汗をかきました

6月13日(日)の日記

先月の試走以来1ヶ月ぶりに現地入りしました。昨日も来ようと思ってたけど、この1ヶ月週末雨天ばかりだったし、いろいろ自分の身にも面倒くさいことがあって思うようにいきませんでした。
久々の好天で内陸では今年初の真夏日になったようです。当地も25度近くまで気温上昇したのではないでしょうか? 植生も落ち着いて「これだよこれ」って感じ。当日もこんな爽やかな天気だといいですね。

夏仕様で入林します。寒さに凍えながら調査を続けてきた日々を思い起こすと胸熱だったりします。気温25度近くもあれば既に汗がでます。でも肌を露出させると蚊に刺されてボコボコにされてしまうので常にこの格好で入林するのです。

このテレインの特徴。右側は4番の道。左側は道同等に走行可能な植林筋。

そうだよ、そうだよ。この感じ。ヤブ蚊やハエが廻りにまとわりついて、クモの巣にしょっちゅう引っかかるという北海道のオリエンシーズンを無事迎えることができて感無量です。
でも、これ自宅の庭で同じことあったら発狂しているやつなんだけどな・・。

先月の試走会で春日君に指摘されたラフオープンの記載漏れを埋めにいったのですが、とんでもないミスが見つかりました。こんなハッキリしている植生界が磁北線と被っていて記載漏れていたのです。マジで焦りました。ここちょっと大事なところだったので下手したら提訴騒ぎになったかもしれないと思うと冷や汗かきました。やっぱりスネにキズ持つ男の言うことは重みがありますのう。いや、ちょっとまて。ここの植生界が抜けてるとは言ってなかったよな。やっぱり大したことないか・・。

来週もう一回来てもう一箇所気になるところを埋めて印刷に入りたいと思います。その頃には緊急事態宣言が明けて全ての心配がクリアされていればいいな。

夢は正夢!

5月16日(日)から北海道もまた緊急事態宣言が発令されてしまい、灰色の日々を過ごすことになってしまいました。会場となるコミュニティセンターも閉鎖となってしまい大会開催がまた中止になってしまうのではないかと不安を覚える方からメールをいただいたりもしています。

しかしですね、昨年の例を見るからに連休後に札幌の感染者が爆増するのは想定内でした。大人の事情で連休終わるまで思いきった感染対策も取れなかったですしね。あわてず大人の事情を理解しながらうまく立ち回ること考えた方が得策です。大人の事情としては7月に入っても緊急事態宣言というのは相当にマズいはずです。だから7月には無事をアピールするためにも、もしかすると6月いっぱい灰色の日々を強いられるかもしれません。

本当は緊急事態宣言明けにアップしようと思いましたが、このしょーもない日記は参加者増に寄与するために身内の恥を大会準備情報を切り売りしているはずです。参加申込の締切も5月末に迫っているので、それなら世間に遠慮なく公開しなければならないですね。

というわけで5月15日に見た夢物語のはじまり、はじまり。

大会を成功に導くためにと意識の高い5名が最終試走のために現地に集った夢を見ました。夢なので誰が集ったのかはイマイチはっきりしないのです。夢の中でもソーシャルディスタンスを図って感染防止のためマスク着用かなり神経を使って運営されています。地図の受け渡しもマジックハンド使用です。これで片手にリカちゃん人形握ってたら宅八郎だよ。

現場のロケハン含めてフィニッシュ幕を下げる位置取りも簡易的に実践してみました。会場からスタートまでのテープ誘導やフィニッシュから会場までの誘導等みんなで認識を一致させておく必要もあるしね。

スネに傷持つ男も帰ってきました。元気な彼にはもう1本試走してもらいましょう。

もうひとりのヤクザ者も無事帰還。

2本目も無事完走。植生が良すぎるので全然スネはキレイなままですね。後でGPS軌跡見てみたら2ペナだったけど・・。

これでコースはほぼほぼ確定しました。あとは指摘を受けた地図の表現についてもう少し調整したいと思います。よーし、マッパーのおじさん夢の中でお布団に世界地図書いちゃうよ-。古典的なオチですが、あんたの年だとそれオネショじゃなくて失禁ですから。残念。

緊急事態宣言さえ解除されれば大手を振って大会できるはず。資金繰りに思い悩んでばかりじゃなく、みんなで楽しいコースを完走した夢を見ましょう。「夢は正夢」※

※編注 北海道日本ハムファイターズ栗山監督が色紙に書くサインのパクリです・・。

ゴールデンじゃないウィーク

5月1日・2日の日記

ゴールデンウィークに入りました。首都圏・関西圏の緊急事態宣言に伴い今年のゴールデンウィークも手枷足枷状態の寂しい連休です。おまけに札幌も天気が悪くて寒くて曇り空。29日も来てますが連休中にテープ巻きを終わらせたいのでやって来ました。太平洋側はマシな天候みたいで千歳に入ると青空が広がるんですね。(車のティッシュが裏移りして変な雲みたいになってしまった)

林道に車を駐めて爽やかな春の森を分け入ります。日が差せば暑いのですが、陰ると一気に気温が下がります。大会当日も日が差すかどうかで気温も印象もまるで変わるでしょう。太平洋気候に属する当地は霧が出てしまうと7月でも凍えながら走ることになるので必ず長袖の準備はしておいてください。3年前の苫東テレインを走られた方は同じ感じだと思ってもらって結構です。

所々こういう場所があるので私のFF駆動車では奥まで入っていけないんですね。鈴とラジオを鳴らしながらひたすら歩いてテープを付けに行きます。この時期に子連れの母熊と出会ってしまったらこの日記が遺作になってしまうので存在アピールは大事。

存在アピールはしてますが、はずかしいのであまり見つめないでください。

ひぃひぃ言いながら坂を登って車に戻って本日終了。

5月2日(日)

え、ファイターズ球団、クラスター出しちゃったの?今日の試合は中止。日ハム戦をラジオで聞きながら調査を進めてるのに楽しみが減ってしまいました。札幌も感染者の増加が止まらなくてマズいですね。連休後は感染者激増して厳しい制限が課せられそうな気がします。それより自分が感染しないように気をつけなければ・・。大会まで感染しないように品行方正な日々を送ることを参加者の皆様に誓いま・・せん。無理だから。

寒いんだよね。風邪ひいたらマズいので首元をがっちりカバーして入林します。調査画板思ったより鮮明に写ってしまったので加工しました。まさか要手袋になるとは思わなかったです。顔むくんでない? 太った?

湧水点なんですけどね、ちょっと危険なので注意が必要。本当の湧水点はもう少し奥なんだけど、木の根が張りだした上に腐葉土が覆ってしまい底抜けしてしまうんですね。

ずぼっ・・て地面が抜けてしまうので足をはめて骨折とかしないように気をつけてください。湧水点の上流側は注意が必要。

写真ではわかりにくいけど、大きな炭焼き窯跡。テープ巻きして足元を見てみると・・、

クマの糞じゃないですか。ひと冬越してるけど昨年はここになかったのでクマも我々を牽制して設置に来たんですね。

拡大しなくていいってば。ぱっと見バーベキュー後の木炭の燃え殻のように見えます。秋頃に来たらもしかしたら草が茂ってるかもしれない。肥料化するんだよね。

このような大風で根ごと倒された倒木の根をローカル特徴物として多くのコントロールで採用しています。高さ120cm以上を取捨基準としています。どうして120cm? 自分の胸の位置が大体120cmだったから。取捨基準に迷ったら乳首を押さえてそれより高ければ採用です。

寒かったけど5日かけてようやく2日分の全コントロールのテープ巻きを終わらせることができました。今月試走会をやる予定なんですが、連休中にも関わらず札幌の感染者が過去最高を記録してしまったのだそうです。大人の事情で5日過ぎるまで緊急事態宣言は出せないのでしょうが、連休明けすぐに宣言発令されてしまうような気がします。そうすると試走会もできなくなるのかな? 感染者数が早くピークアウトして6月末には人の動きが許される世の中であって欲しいと願うばかりです。緑が生い茂った6月にまた最後の植生調査に来たいと思っております。

テープ巻き

4月24日・25日の日記

今週は寒い1週間でした。雨降りだったり風が強かったり今週末雪予報なんてげんなりするような話もあったのですが、24日土曜日は気温はあまり高くないものの曇なので調査に行きます。調査も植生が安定しないと意味ないので今日からテープ巻きにあてることにしましょう。

実は今週初めに仕事で感染疑いのあるお家に行ってしまい社会的な行動を自粛してました。ビクビクものだったのですが、特に体調に変化はないし毎朝食べる梅干しはすっぱいしトイレもクサい。例によってカレー食べてセルフPCR検査をしてから入林します。

プロモーション用に倒木の根にフラッグも下げてみました。大会当日は緑は増えますが地表はあまり変わらないはず。

ぷらぷら歩いていると取り漏れている小凹地が見つかったりします。あと調査しているうちに取捨基準が甘くなって最初の頃は取得してなかったものも、今は取らないとバランス取れないよなあといったものや、逆に何でこんな小さなものを取ってしまったのだろうと削除する特徴物もあります。1人調査でも基準を統一させるというのは難しいものです。

これはトップ画像にもなっている炭焼き窯跡の写真です。2ヶ月後にはトップページのような植生になるんですね。

カレースパイスが効いたのでしょうか?お腹が痛くなってきました。ちょっとまずい状況になってきたので今日は切り上げて帰ることにします。せっかく来たのにさっぱり進捗しませんでした。近隣で北海道協会の大会がやってるのですが行かなくてよかったです。あぶなくミスパンツで人間Disqualifyするところでした。

25日にちようび

札幌は未明からずっと雨降りです。先週に続いて今日も雨降り自宅でお休みかなと思ってましたが、千歳の道路映像を見ると晴れてるじゃないですか。お腹の調子も問題ないこと確認してテープ巻きに行くことにしました。

札幌はずっと雨降りだったのに千歳は雨降った形跡がないですね。クモの巣もまだ張られてなく、さわやかな調査日和です。

でかい倒木の根ですな。ガケのようです。

反対側に廻ってみると2本の木が同時に大風で根こそぎ倒されたんですね。自然の驚異おそるべし。

お控えなすって。ワタクシ札幌オリエンテーリングクラブの〇〇と申します駆け出し者でございます。半端者ではございますが今年度もこちらの地区を担当させていただくことになりました。今後ともどうぞよろしくお頼み申します。
きちんと仁義を切ったのにすぐに逃げられてしまい塩対応喰らってしまいました。

湧水点。このコントロールはちょっと難しいと思われます。

はーるのぉ、おがーわーのぉ、ちーとーせーがーわぁー。千歳川じゃないんだけど、いずれ千歳川に注ぐんでしょうね。清い小川の流れを見るとワタクシの心を映すような清々しさを感じますのぅ。

ここは昨年7月12日の試走会で春日君が給水してた穴。

久々にツノを拾いました。この他にも落ちているのを拾っていくうちに4本にまで増えてしまって重たいツノを持ちながら山坂越えて車まで戻るのはしんどかったです。今日は5時間くらい頑張ったけどテープ巻は3分の1も終わってないのでまた来週来たいと思います。

暗くなる中車で帰宅したのですが、札幌に入った途端雨が降ってきて、それがそのうち雪になってきてしまいました。さすがに積もることはないと思うけど、今日はオホーツク海側地区では積雪となったようです。何気に週間天気予報ちゃんと当たってました。札幌も一昨日桜開花したのにツンドラ気候というかツンデレ気候は油断してると連休中でも吹雪くことあるんだよなぁ・・。

調査開幕

4月10日(土)・11日(日)の日記

午前中うだうだしながら午後から調査に入ることにしました。調査あるあるなんですが、調査に入ることを楽しみに週末を待っていたのに土曜日はなると寝坊するし、なんかかったるくて、なかなか家を出る気になりません。まぁ朝から夕方までびっちり調査に入れるものでもないですけどね。集中力が持たないのでせいぜい3時間ちょっと調査に入れば腹一杯です。

新年度に変わった入林ゲート鍵の番号を確認してきたので今日はスムーズに入林します。路肩にはまだ雪がちょっと残ってました。札幌も昨日雪舞ったからな。この辺まだ未明は気温氷点下なのです。

2週間前に積雪で引き返した道もすっかり雪がなくなり無事に現場に入ることができました。

でも沢底にはやっぱり雪が残っているんですね。先週もし入れたとしても雪に足を取られながらの調査だったかもしれません。

植生は5月末にならないと安定しないので今日は地図の端っこ、たぶんコースには採用されないであろうどうでもいい場所で昨年未調査だった部分を埋めに行きます。相変わらず植林地を詰める作業に勤しみます。

昨年のものと思われるヒグマの糞です。不思議に思うんですが、どうしてヒグマは道上の目立つ場所で脱糞するのでしょう? ネコだったら土をかけて目立たないようにするし、ワタクシでもこそっと茂みに隠れてしてちゃんと埋めますよ。レモンシロップはあちこちに撒いてるけど。無駄な設置はしたくないので家で済ませてから来るので外出が遅くなるのも理由のひとつではあるけれど。ヒグマは縄張りを誇示する本能的なものなのでしょうかね。もしかして誰かに見られるのがお好きなんでしょうか? 午前中に道東の厚岸で山菜採りの人がヒグマに襲われて命を落としたというニュースも聞いているので行動が活発になる夕暮れになる前に今日は帰ることにします。

11日(日)

今日もとってもいい天気。気温も14℃ぐらいまで上昇しちょっと汗ばむぐらい。でも未明はやっぱり氷点下だったらしい。2ヶ月前は別の場所の調査に関わっていたんだけど手袋を2枚重ねにしても寒さに凍えていたことを思うと本当にこの時期は調査日和なんですね。

今日もまたどうでもいい場所の調査に勤しみます。ひたすら植生界を詰めました。どうでもいい場所なんだけど、倒木の根やコブ、小凹地と意外に点状特徴物が多くてくたびれました。集中力も途切れてきたうえにラジオで聞いてるファイターズ戦、3点を守れず9回の抑えが誤算で引き分け終了。イライラが増しながら車に戻りました。

来週も来ようとは思うけど、そろそろコースを確定させてテープ巻き始めた方がいいかな。

気乗りしない・・

4月3日(土)

新年度になりました。昨年は準備をすませながらも参加受付すらできなかったけど、4月1日から無事に受付を開始できて早速申込をいただき本当に嬉しく思っています。気分も高揚して意気込んで調査へ・・と言いたいところなのですが、今にも雨が降りそうな天気も相まって今ひとつ気分が盛り上がらない。何となく義務感に駆られて千歳に向かいました。道中見える沢底の雪もほぼほぼ消えており今日は期待できそう。だけど・・、

ゲートを開けられず入林できませんでした。(泣)

許可を得て鍵を開けて車で入林しておりますが、どんなに頑張っても鍵が開けられませんでした。新年度に変わって鍵の番号が変わってしまったのだろうか?

仕方ないので別の箇所に向かいます。直線距離では5kmぐらいだけど車で行くと15km以上大回りしないといけません。

別の入口から車でちょこちょこっと見て回りました。ちょっとだけ雪が残っている場所もありました。今にも雨が降ってきそうな曇天でイマイチ着替えて入林するつもりにならず救護所ポイントで携帯の電波が届くかどうかのチェックだけしました。この辺奥に進むと通信できないエリアになってしまうので救護所は通信可能な場所に設置しなければなりません。沢底になるとどこも通信不可です。

で、林道入口にあったこの花が何をや意味するかですよね。右下の根にあるのはお線香でしょう? 昔々北海道全日本大会で調査者として入林していたとき、1ヶ月以上不自然な状態で駐車している車を不審に思い警察に電話したんですね。現場で簡単に事情聴取された後すぐに白のハイエースがやってきて、間もなくシートに隠された担架が運び込まれていました。その後家族と思しき男達がやってきてアスファルトの上で突っ伏して号泣する姿を見るにつけブルーになって調査をやめて帰宅することにした当時を思い出してしまいました。いろいろな意味であの大会はオリエン人生最大の黒歴史でした。

帰る途中に千歳空港横を通ってアウトレットモールレラに行ってみました。ここに来たのは初めてでドーナツだけ買って帰ったのですがインバウンド客が来ないアウトレットモールで一番流行っていたのは100円ショップのセリアだったような・・。

レラのそばにある「アダマス千歳」というインバウンド客向けコンドミニアムですが、格安だったので運営宿として確保しました。空港に行くときに車を置くのにこの前を通るのですが、昨秋マンションができたのかな?と思っていたらコンドミニアムだったんですね。インバウンド客は皆無なのでお察しの通りでしょう。交渉したら「札幌OLC大会運営の紹介です」とairbnbからの予約時にメッセージを入れると割引特典を案内してくれるのだそうです。1泊だとあまりメリットはないけど、2泊以上だと激安じゃないのでしょうか。欠点は近隣にコンビニもスーパーもなくて買い出しに困ること。大会会場向かいのコープさっぽろで買い出し済ませてから宿に行くのが吉ですね。レラに行けば食べるところはあるし酒も売っています。運営はB棟の部屋を押さえているので同じ棟をお勧めします。
http://www.airbestsapporo.cfbx.jp/adamaschitose

4日(日)も千歳に向かったのですがね、道中雨降ってきてしまいました。冬場は北西の石狩湾から雪雲が押し寄せるのですが、この時期は南の太平洋から雨雲が押し寄せます。この時点で途中の北広島が雨降りだと千歳も間違いなく雨降りなので引き返して帰ってきました。諦めて今日はタイヤ交換に勤しむことにします。