フライング

令和3年3月28日の日記

全国のみなさま、ご無沙汰しておりました。
昨年10月の試走会以来、テレインに入ることもなく放置状態となっておりましたが、1月半ばから渉外を開始し2月末には大方の目処をつけて3月初旬にはようやく大会要項を公開するに至り、まもなく参加申込も始まります。

思えば本当に隠忍自重の1年でした。自分だけでなく皆様におかれましても何もできなくて悶々とされていたのではないかと思うところです。世間の感染状況は決して好転してるとは言いがたいし、事実また札幌と道内各地の不要不急の往来は自粛するように要請も出されています。

例年に比べて雪は少なかったものも例年以上に寒さの厳しい冬もようやく終わりを告げ、我が家で冬眠されていた鹿の骸もようやく雪の下から顔を出すようになりました。これは調査に行きなさいという神様からの思し召しですね。というわけで今年初めての調査に行くことにしました。

昨年に引き続き、開幕初戦の景気づけに千歳市内のカレー屋さん「アサ」でちょっと早めの昼ご飯を食べてから挑むことにします。

うーん、このスパイシーな香り、舌を刺すような辛さ。セルフPCR検査で味覚に異常がないことを確認して清い身体で入林することにします。

この林道にやってくるのも昨年の7月以来です。うーん、北斜面の雪融けが思ったほど進んでいません。何だか悪い予感がします。

あ~あ、やっぱりダメでした。去年の日記と同じ展開です。一週間早かったみたいです。今までなら近くに車を駐めて長靴でずぼずぼ埋まりながら調査するところなんですがね、今日は素直に引き返すことにしますよ。もう既に地図はほぼほぼ完成しておりますのでね、無理することはないざますのよ。おほほほほ・・・。

今年は4月1日から申込を開始いたします。感染爆発で緊急事態宣言が発令されない限りは規模を抑えてでも開催するつもりです。希望をもって準備を進めますし皆さんの希望となるような大会にしたいです。7月10日、千歳でお会いしましょう。

試走会その2

本日10月18日(日)、ミドルの試走会を行いました。昨年8月にワタクシが組んだコースをベースに櫻本君が改良を加えてウイニング30分のコースを試走します。

さっそく朝から設置入林です。紅葉が進んできました。設置した場所の写真撮ってくればよかったのですが、結構難しくて設置に手間取り余裕なかったみたいで写真なしです。わかんねーよこんな所・・とぶつくさ呟きながらタブレット画面に表示されたGPS位置を確認して設置します。

GPS位置を参照できないもう1人のセッター櫻本君はかなり苦労したみたいです。自分より30分ぐらい遅れて帰ってきました。クマに喰われたかと思って心配したよ。

試走してくれるクラブ員を迎えに行き、スタート位置まで誘導です。

今日の試走参加者は寺井・山崎・櫻本・菅野・山内・田中・久保田の6名と運営の山田で計7名。

まずはセッターの櫻本君からスタートします。

まぁ当然にトップで帰って来るのですがウイニング30分で約4kmちょっと、アップはほぼほぼフラット(この辺ちょっとぼかします)のM21Aコースを33分13秒。30分切れるだろうと思っていたけど本人曰く「自分が付けなかった場所(ワタクシが付けた場所)は難しかった」らしい。GPS軌跡を見てもツボってはいないんですけどね。慎重にスピードが上がらなかったということらしい。でもキロ6分台前半はウイニングで出るだろうとの講評。

それから20分弱経過して戻ってきたのは新入会員の田中基成くん。室蘭在住。考えてみるとウチのクラブ、京葉OLCとの人的交流がお盛んですね。EAの田中徹さんも京葉だし、現京葉の会長も北大OB。(後日訂正 会長ではなかった)でもね、ワタクシその名前を口にするとつい「コノヤロー」が名前の後に続いてしまうよ。「〇〇、コノヤロー」って具合にね。それぐらい彼は北海道では悪行三昧だったよ。あ、ちなみにもとなりくんのタイムは49分48秒。どうよ北海道テレイン?

菅野君。50分29秒。昨年に続いて試走だけどリベンジならなかったね。こういうタイプのテレイン苦手なんだね。彼は旭川在住。札幌OLC北は旭川、南は室蘭、道内300km圏内までクラブ員が増えました。

これまた新入会員の久保田皓貴くん。59分24秒。最初の転勤が札幌だったそうな。若手が増えてくれるのはありがたいことですのう。これで老害のワタクシも次回27回大会が終わったら隠居生活できるね。

山崎さん。M60A 3km弱のコースで62分09秒。一時は体調不安説もあったけど無事に走れていてよかったです。GPS軌跡を見ると序盤まぁまぁやっちゃってますね。

山内さん。W21A 約3km半ば、64分58秒。彼女、前回大会のロング優勝者なんだけどGPS軌跡を見ると・・・こういうテレイン苦手ですか?

それから間もなく寺井さんも帰ってきました。M70A 約2km 73分49秒。寺井さんはいつも大会スタート・フィニッシュの会場設置担当。来年で走るのやめるなんて言わないでもうちょっとがんばってくださいよ。

秋晴れの中、よいオリエン日和でした。表では今日はインカレロング。ライブ映像をちょっと見せて貰ったけど演出すごいよね。きっと若手のみなさんが新たな札幌OLCと大会を創り上げていってくれることでしょう。ワタクシあんまり老害振りかざさないように、もうちょっとがんばります。

ネタ成分が少ないのでおまけ。

ネタキャラの彼はインカレのオフィシャルで今日の試走会には来なかったのですが、彼のサポートのおかげでインカレロングで北大勢は大躍進を見せましたね。あっぱれです。
卒業してOLPいくんだ。ふーん。。。

試走会(ロング)

7月12日(日)本当ならロングディスタンス競技の日にようやくロングの試走会に漕ぎ着けることができました。本当なら5月末にやるはずでした。スタートではロングディスタンスというよりソーシャルディスタンスへの配慮の方が重きを占めてます。

2月の時点では千歳市内は宿不足で運営者の宿を確保するのにあっちこっちの予約サイトからかき集めて返金不可プランでやっと部屋を押さえたのですが、こんなことになってしまって不要となった宿は返金不可のため10万パーになってしまい、意味もなくワタクシも金曜夜から宿泊して夢の中での運営に勤しんだのです。
また、同じように飛行機のキャンセルができず、特に用事はなく北海道に来られた方を私が知ってるだけで5人はいます。本当に申し訳ない。大会を中止にするというのは影響大きいですね。(えせ)クリスチャンのワタクシは懺悔して神に祈りを捧げるのみです。

・・・・。昭和ですな-。水はかぶらずに済みました。

時代は令和に戻って7月11日(土)、本当だったらミドルディスタンスが開催されるはずだった日にフラッグの設置にやって参りました。前日エア運営のために宿泊してるので移動も楽ちん楽ちん。爽やかに晴れ渡っていて気持ちのいい初夏の日でした。開催できなくて重ね重ね残念無念。

植生界の角 爽やかすぎる。森はいいな-。

穴のふち 草に隠れないように置く場所には気を遣います。極力360度どの方向からアタックしても等しくコントロールが見えるように配慮するのが最近のトレンド。ちなみにこの穴深さ2mくらいあるんだけど、何でこんな穴が空いているのだろう?

植生界 ほぼ小径に等しい走行のしやすさ。(枝打ちされてないので下枝はうざい)

また鹿の角を見つけました。ただ時間が押しているので拾わずにそのまま放置してきました。

倒木の根(特殊記号) このテレインではこの記号が多用されています。

車を使ったり、MTBに乗り換えたり怠けず一生懸命廻っているのですが広範囲に散らばった26本の設置に手こずります。午前中10時半頃から始めたのですが、夕方6時半までかかってしまいました。これ、本番だったらイベントアドバイザーのT中徹氏(仮名)に絶対怒られるやつです。写真なんか撮ってる場合じゃありませんがワタクシには調査日記を書き上げる崇高な使命もあるのです・・。


試走会当日、7月12日(日)。本当ならロングディスタンスだったはずの日。昨日給水の設置が間に合わずワタクシ早出してペットボトルと紙コップを設置してきます。

ワタクシ以外に13名のクラブ員が試走に協力してくれました。事実上今年度初めてのオリエンテーリングです。雨予報が外れてオリエン日和。濡れなくてよかったよかった。スタート地区ではソーシャルディスタンスを意識しながらアップします。

朝妻さん

櫻本さん(大会競技責任者)

塩平君 彼はこの後就活のために空港に向かったそうな。

白旗君 2日前に大学のBCPレベルが下がって無事試走会に来ることができた。

早川さん

湯浅君 今年度の新会員

山内さん 彼女も新会員。余裕だね。

春日さん

給水方法に配慮しましょう。(運営者は見た)

余裕でトップフィニッシュ。P2だったけど・・。

本当のトップフィニッシュ。さすがです。

伊東さん

菅野さん

写真映えするよね。ツボっていても・・。

山崎さん

泉さん アンタさぁ、その格好で撤収に行くワタクシの車に乗ったよね。翌日運転しながらクモ退治だったんだけど。もー。

おかげさまで無事試走会を終了することができました。M21A 10.4km up245m は想定ウイニングタイムからして妥当な距離。W21A 6.3km up190mはもう500m距離伸ばした方がいいという講評でした。試走に参加いただいた皆様ありがとうございます。2年間調査を続けた地図もクラブ内のみとはいえ、ようやく地図のウソと共に日の目を見ることができてワタクシも嬉しい限りです。今後さらにコースがブラッシュアップされて来年の大会で皆様に披露されることでしょう。

まだまだ日常を取り戻せたとは言いかねる日々が続いていますが、どうか1年後まで皆様ご無事でお過ごしください。皆様にこの地図がお披露目できる日を楽しみにもう1年臥薪嘗胆したいと思います。

思い破れて山河あり

大会を1年延期にしてしまいました。
アンケートも採ったのに皆様のご期待に沿えず本当に申し訳ありません。

先日ようやく都道府県をまたぐ移動制限も解除となり、北海道内でも札幌市との往来自粛も解除されました。しかし、北海道は未だに連日新規陽性患者発生の日々が続いていますが、これは札幌圏を中心とした石狩管内の話であって道内各地は既に終息しています。

今現在の世間動向を眺めると、私個人の正直な感想ですが、7月の開催延期はやむを得なかったけど1年も延期する必要はなかったかな?、8月1週への延期だったら開催可能だったのでは・・と時流を読み損なった自らの至らなさを悔いるばかりです。
5月末の延期決定時は毎日のように世間の雰囲気が揺れ動いていました。ある日は緊急事態宣言解除により観光の復活を期待させるようなニュースがあったけど、その翌日には夏の甲子園が中止でイベント中止トレンドが強くなったり、札幌市内の病院で新規クラスターが発生したりで判断は非常に悩みました。年内中止を決めた理由は会場管理人と全く連絡が取れなかったことと、地域の町内レベルのイベントですら自粛要請がされていたこと、仮に1ヶ月延長したとした場合の再中止決定は絶対避けなければならないと思ったけど、その再中止の懸念が拭えなかったことによります。あと1ヶ月判断に猶予があったらなぁと思うも後の祭り。

とはいうもの、徐々に日常を取り戻しつつある今、開催を英断した霧ヶ峰ミドルが羨ましくて仕方ありません。すっかりやる気もなくなって萎れていました。
後援・協賛先へのお詫び状発送やJOAの公認取り下げ申請等を終え、我々スタッフ宿のキャンセル交渉に挑みましたが、2月初旬極端な宿不足の中あらゆる予約サイトに振られたキャンセル不可条件予約を拾って確保した宿はやっぱりキャンセル不可で返金謝絶です。10万パーです。2月初旬の調査日記を読み返すと、バスの確保に悩んでいたそんな日々もありました。その1ヶ月後に世界が変わると誰が予想できたでしょう。

返金にならない宿をみすみす指をくわえて地団駄踏むのも勿体ないので本来大会を開催する日に試走会を開催することにしました。あまり意味ないけど私も前泊してエア運営に勤しむつもりです。そんなわけで1ヶ月ぶりに植生修正のため調査入林してきました。

6月の半ばにもなると植生はほぼ落ち着きます。これ以上はそんなにヤブくならないはず。

まだ雪が残る4月に調査入林したところも思ったほど走行度悪化しておらず、辛めに取得した走行度を少し良い方に修正しました。ここ普通にAヤブで走れるよ。

ここも左側はちょっとヤブいけど全然A林。

ここなんかスーパーAじゃん。は~ぁ、森はいいなぁー。
でも今ひとつ調査に乗り気になれなくてヤブ蚊もうざいので2時間ぐらいでやめて帰りました。大会開けなくて重ね重ね残念無念・・・。

拾ってきたツノが賞品になるのも1年先になってしまいました。年中骸を置いているヘンな家って町内から後ろ指指されるのイヤだなー。かといって家の中には置きたくないし・・。

お天気で無事試走会できたらまた調査日記更新しようと思います。
ま、こういうくだらないことを今まで書ける世間状況ではなかったということです。

夢の中で

緊急事態宣言が1ヶ月延長になりました。予定通りの開催も風前のともしびです。方針等マジメなことはトップページに書いてあるのでご覧ください。この日記は今までの路線を頑なに踏襲します。
札幌は感染者の増加が高止まりしており、連休前には北海道知事と札幌市長の合同会見で
「札幌市民は極力外出しないで」
「北海道民は札幌には行かないで」という強烈な宣言が下されました。いよいよ正式にワタクシも「ばいきんまん」の仲間入りです。

というわけで、連休中は家でおとなしくしていましょう。そんな中調査に行った夢を見ました。

4月末まで肌寒い日々が続いていましたが、久々に晴れ渡りました。こんな日はまさに調査日和ですね。夢の中で切り開きを調査していました。

作業道なのかシカ道なのかはハッキリしませんがシカ道だとしたら詰めてハズレなしなのでシカ道を詰めてみます。去年はよく見かけたキツネは全く見かけませんね。Stay homeなんですね。えらい。あ、でも向こうでシカが2頭走り去っていきました。マスク発売の噂を聞きつけて薬局に駆けつけてるんですかね・・?

今さらですが右を向いても左を向いても下を見ればシカ糞だらけです。正露丸の小瓶に詰めて置いておいたら絶対間違って3粒飲んじゃうよね。最近の正露丸は匂いが変わったねなんてね。(ばれたら〇される)

相変わらず植生界のライン取りしています。この針葉樹林帯はAで取るか、方向性のある植林地で取るか、このラインがヤブい場所ならBで取るかそれともBハッチで取るか、統一見解をもって調査しなければならないんだけど悩ましい。イベントアドバイザーの田中氏と相談したいんだけど特定警戒地域の北海道に出張すると勤務先の規定で2週間の自宅待機になってしまうから今月末予定のコントロール作業に来られなくなってしまったんだよね。ワタクシ夢の中でうなされています。

平成9年(23年前)植林のために使用されたと思しき作業道跡(廃道)を詰めます。でも、この案配だと2ヶ月後には完全にヤブに潰れるな。

歩いていたらキノコがたくさん付いている倒木を見つけました。匂いをかいでみるといい匂い。本能的に食べてみたい気がして弱々しい4G通信を手繰ってスマホでキノコ画像を検索してみるとどうやらヒラタケのようです。

やらなきゃやらなきゃと夢の中でもうなされていた植林地(幼林)のライン取りをします。作業道の左右に幼林が魚の背骨のように広がっているもんだから面倒くさくてたまりません。ひぃひぃ言いながらライン取りに勤しみます。

で、夢の中で作図するとこんな感じ。南北の作業道は約400m。この2カ所だけで1時間半もかかったんだよ。夢の中だけども・・。でもなぁ、たぶんここコース採用されないだろうなぁ。虚しい夢だよなぁ。

日が暮れ始めたので帰ろう・・・

ここで夢から覚めました。今日は5月6日水曜日、連休最終日です。日曜日じゃないからサザエさんはやってないけど明日から仕事です。

自分が2年かけて作り上げた地図も大会開催について思い悩んでいる現状も、もしかしたら所詮「邯鄲の夢」なのかもしれないね・・・。

開催判断基準について

運営責任者の山田です。はじめまして。

大会は開催する気満々で準備しております。とはいうもの世間の状況が好転せず、日本国政府からは都府県を限定し緊急事態宣言、各自治体でも独自に緊急事態宣言、そして本日4月12日、北海道・札幌市においても緊急共同宣言が発令となり5月6日まで小中高の休校、不要不急の外出自粛要請となりました。

すでに4月1日から開始予定だった参加申込受付を一旦保留とさせていただいております。2週間ぐらい様子みて再開できればと当初考えておりましたが、この状況下では申込開始となるのは5月6日以降となるのは確実です。受付を開始して参加料をいただきながら中止して参加料返金できません・・といった事態は避けたいです。

7月の大会なら大丈夫だろうと信じたいのですが全国の大会や催事が中止を決める中、運営責任者としても最悪の事態の想定から逃げるわけにもいきません。最終開催可否判断をいつにするかは悩むところですが、大会準備を逆算すると5月末日がデッドラインかと考えます。ただし5月末日なんてギリギリに開催を決定して申込を開始するとしても受付期間は1週間ぐらいしか取れません。逆にそれ以前においても医療崩壊等を理由に中止を判断する事態もありえます。

開催判断基準をまとめました。運営責任者として判断基準により開催可否を決定します。

中止基準(5月末において、開催直前の7月初頭において)

  • 日本国、北海道、千歳市 からの緊急事態宣言が発令された場合
  • 同上自治体等からイベント開催自粛要請が発表された場合
  • 千歳市内の小中学校 授業・登校が中止されている場合
  • 後援先(千歳市・北海道スポーツ協会)から大会開催を中止、自粛を要請された場合
  • JOAから開催を自粛要請された場合(現時点では4月30日まで自粛要請)
  • 北海道・千歳市・札幌市において不要不急の外出自粛をアナウンスされた場合
  • (開催直前において)天候悪化を理由とした不要不急の外出を避けるようアナウンスがあった場合
  • 地域のヒグマがテレインや向陽台地区への外出をまったく自粛してくれない場合
  • 私が感染して倒れたら厳しいだろうなぁ。

参考材料

  • 5月17日開催予定 洞爺湖マラソン の開催可否   4/6 中止決定
  • 6月7日開催予定 千歳JALマラソン の開催可否 4/15中止決定
  • 千歳JALマラソンが中止となった場合の本大会会場である泉沢向陽台コミュニティセンターの利用可否
  • 7月開催予定の霧ヶ峰ミドル、上尾OLC大会(関東学連スプリントセレクション)  開催動向

たとえ大会が開催できたとしても表彰は行わず、競技終了後はすぐに解散をお願いすることになるかも知れません。私も準備に2年近く費やしていますし、㈱アールビーズ様からの協賛も得ることができ、そして皆様も既に飛行機予約を入れていただいていることも承知しておりますので何とか開催に漕ぎ着けたいのですが、今は皆様の健康と事態の沈静化を願うばかりです。

悲報と朗報

悲報ですが、4月1日から予定していた参加申込受付を当面延期します。蔓延が拡大している首都圏の情報を耳にするにあたって、またインカレも中止を決定した状況を鑑みると受付を開始することが適切とはみなせません。基本的に申込後の参加費は返還しないので明らかに中止リスクが格段に高まっている現状下、受付を見合わせるのは大会主催者のせめてもの責任とご理解いただければ幸いです。当然開催することを前提に今後も準備していきます。

2月28日に緊急事態宣言が発令され3週末にわたり外出自粛要請がなされた北海道は現状では落ち着いていると見ています。感染の第2波、第3波がやってこないとは限りませんが、3週にわたる行動制限が平穏に繋がっていたのなら首都圏の状況も3週間後には好転することを期待したいです。JOAからの開催(自粛)要請も参考にしながら受付開始時期を検討したいと思います。

朗報もあります。
ウチのクラブ大会が(株)アールビーズ様の「arbeee 総額1億円プロジェクト」に選考されました。いただける協賛金は賞品・参加賞等全額参加者還元が義務づけられているので今回の大会はいつもよりも参加賞期待できると思います。
(編注:年内開催中止に伴い選考辞退させていただきました)

それにしてもネタに溢れるウチの大会を選考するなんてアールビーズさんは見る目がありますね。ワタクシよく存じませんでしたが今後アールビーズさんとも御縁が深まればいいですね。この日記もオリエンティア以外にも目に付くかもしれないので、あんまり下品なことは書かないようにしましょう。()

それではお待たせしました。いつもどおりの品のない調査日記はじまり、はじまりー。

3月28日(土)の日記

27日(金)に札幌市内の積雪がゼロになったと気象庁から発表がありました。初春の好天に恵まれそうな土日、今週はどんな状況でしょうか?

先週車での入林を断念した林道もすっかり雪は融けておりました。ただ、水が引いたのがつい最近と見えてタイヤが沈みます。スポンジの上を走っているみたいな感じで所々ハンドルも取られます。路肩弱し。

しかし、坂道の途中で車両乗り入れを断念しました。途中でスタックしたらこんなケータイも繋がらないような場所では助けも呼べません。針葉樹林地区は木々が傘となり積雪は少なかったはずなんですが、陽が当たりにくくて融雪が遅れているようです。調査区域を変更し川のライン取りに勤しむことにしました。

本流に注ぐ枝川を遡ると雪融けの湿地ですが、流量からしてたぶん湧水もしてるんだと思います。夏場には表記を湿地から湧水点に変更しないといけないかもしれません。

昨年12月にはやる気が起きなかった川のライン取りを行ってますが、川っぺりはヤブいところが多いのでこの時期できるのは良かったかもね。秋には渓流釣りの人も見かける川ですがプラスティックのエサ箱がちょこまか落ちていてマナーの悪さに閉口します。
ちなみにこの川は渡れる河川として黒縁表記はしていません。所々股下までの深さがある場所もありますが気合いで渡れます。ワタクシは濡れるのが嫌だから渡らないけど。

そうやってひたすら川っぺりを詰めている途中で、ポンとジャンプして飛び降りたら・・

ひぃーーーっ!! また首からぶら下げていたヒモが外れてしまいタブレットを川に落下させてしまいました。悲鳴が林内に響きます。
素早く引き上げたので電源系統は大丈夫そう。ただしめちゃめちゃ萎えました。そんなわけでこれ以降の写真はなし。

つづいて翌29日(日)

午前中仕事していたので午後からの調査開始ですが、車は諦めて今日はMTBで入林します。雪融け直近でタイヤが沈むのと風邪で体力ががた落ちしたせいもあってペダルを漕ぐのがしんどいです。

今日は関東圏降雪で寒いみたいですね。ラジオでは中山中央競馬3R以降中止と報じられています。北海道はいい天気だよ。MTBで入林すれば往復4kmも楽ちん。

しかし、やっぱり途中でMTBはあきらめ、デポしてズボズボぬかりながら長靴で進みます。気分は川口浩探検隊・・。やらせじゃないよ。

隊長ーっ、報告です。
緑×(JSOM419)で表記される倒木の根を発見しました-。2個の間隔が7mしかないので×は1個で表記しまーす。緑×を重ね合っても見にくいだけだからであります。

隊長ーっ、ここは一方向のみ進みやすい方向性のある植生(JSOM406.1 白抜きストライプ)です。90度横を向くとこんな感じです。

見通しは極端には悪くないけど下枝が邪魔して直進に苦労します。隊長、気をつけてくださいっ! 水曜スペシャルだとこの辺で「ジャーン」って効果音が鳴って大蛇が出てくる頃です。あ、でもこの大会番組は予算がないので大蛇を用意できませんでした。提供のアールビーズさんのおかげで番組終了後には参加者プレゼントを用意できそうです。

くだらないことばっかり言ってるけど、続々と大会中止の報を受け準備に頑張っている大会の足元が揺らいでいる中、馬鹿なことでも言っていないとやってらんない。「だいじょうぶだぁ~」の声が聞きたい。悲報に接して合掌。

妥協と堕落?

3月22日(日)の日記

ちなみに21日(土)は人間失格状態で1回やすみ。(ダラダラして行く気が起きなかった)

この1週間でだいぶん雪も融けて林内もきっと雪がないだろうと読んで行ってきました。といっても午前中仕事があったので実際に入林したのは午後だったのですが・・。

例によって「タンドールレストラン アサ」でナン3枚平らげてから行きます。Aセット770円に食後のコーヒー+100円。
食後の運転は猛烈に眠気が襲います。公園の駐車場に駐めてシートを倒したら今日はそれでおしまいです。2日続けてダメ人間になるものか、と気合いで車を降りて着替えて入林しました。ワタクシやりました。連敗脱出です(?)

本当はロングの範囲を拡張しようと林道から車で入林したかったのですが、林道にはまだ雪が残っていて、しかもぐちゃぐちゃ雪でハンドルが取られてこれ以上進むのは何とも微妙な感じ。行って行けないことないけど、帰って来れるかどうかは非常に怪しい。というわけで車での入林は早々に諦めて引き返し、10km以上車を走らせミドルの範囲に向かうことにしました。

昨年の夏以来のミドル地区入林です。まだ枝葉や下草もなく見通しも走行度も抜群なんですが、ちょっとした絶望感を感じました。きちんと整置しないと全く方向感覚が掴めないのです。自分で作った地図なんだから整置しなくても点状特徴物に当たるはずと舐めていると全然違う方向に進んでることがタブレットを見るとわかります。昨年よくこの手がかりの少ない地形調査できたなと我ながら感心します。

昨年取りそびれている小凹地。意外と取り漏れが多かったです。

咋夏の試走会で3人を苦しめたちょっとヤブがちな炭焼き窯跡。

昨年調査を開始した頃には取捨基準に満たなくて取らなかった倒木の根。今回の取捨基準は自分の胸より高くて広げた両手より大きい根だったんだけど、自分の胸といってもバストの上と下ではずいぶんと差がありますからね。ワタクシ巨乳なので(?)
調査を進めていくうちにだんだんと基準が甘くなってきて、この微妙な高さの根も今回は取得することにしました。

令和2年初収穫。枝葉が生い茂ってないテレインは簡単かと思ってましたが、ミドルに宛てるテレインはそうでもなかったです。

フロはいれよ。
宿題やったか?
歯みがけよ。
また来週~。 (これわかる人、たぶん昭和の人・・)

希望を探しに・・

先週、名古屋からの出張から戻ってきたときは空港駐車場の積雪具合からして、調査再開はまだまだ先だなと思っていたのですが、昨日新千歳空港ライブカメラを見てみると滑走路脇に全く雪がないじゃないですか。本当は今週末も東京出張だったんだけど世間情勢で取りやめになってしまいヒマになりました。天気もいいみたいだし様子見に行ってくるかと2ヶ月ぶりに調査に入りました。

2週間前の2月28日、北海道は不要不急の外出を避けるようにと「緊急事態宣言」が発令されました。翌29日(土)は東京へ出張だったので、早朝から空港に向かったのですが「元旦かよ」ってくらい国道も空いていて、そして快晴で青空が広がった外気温は放射冷却でマイナス13℃道路はツルツルのアイスバーン、ここ島松沢の赤信号で止まったワタクシの車は坂を上れず難儀したのを思い出しました。不気味なくらい空いている道路、ハンドル操作、ブレーキ操作を誤ると一気に地獄行きとなる緊張感と不安感が緊急事態宣言を暗示しているような朝でした。

この2週間で雪融けも進み歩道の路面も乾いていますが、相変わらず北海道内は新たな感染者発生のニュースが続いています。本当だったら今日はインカレだったはず。いつまでこんな閉塞感が続くのだろう。でも春が来ればきっと終息に向かうはず。正直なところ7月の大会も大丈夫なんだろうかという気分になりますが、今、自分ができることを淡々とやるしかないと言い聞かせてテレインに向かいます。

針葉樹林内は木々が傘になって積雪が少なかったせいかもう雪がないです。一方広葉樹林内はまだまだ雪に覆われています。だいぶん締まってはいますが林道もまだ雪を踏みしめながら進まなければなりません。

ここ、昨年4月28日の日記と同じ場所。

清々しい風景を見ると気分も晴れます。日常生活では付けているマスクを外して深呼吸もし放題。咳もし放題。長袖シャツにタイツを履いての冬仕様で来ていますが気温も5度近くあるとみえて暑いです。

今日は昨秋の続きで植生界のライン取りをしました。長靴の半分くらいまで埋まりながらひたすら植生界を詰めます。

単純作業なんですが、3時も過ぎる頃にはくたびれてしまい、腰や股関節が痛くなってきてしまいました。車まで戻るには2kmはあるんだよなー。行きは気分良く進んだ林道も帰りは這々の体です。

帰宅途中にスーパー銭湯の「千歳乃湯えん」で体を緩めて帰りました。大人入浴料440円。手ぶらセット350円プラスすればバスタオルやシャンプーボディソープも付いているみたい。
来週から本格的に調査を再開します。絶望するほど大雪が降った年も雪は融けて必ず春は来ました。きっと思い出話となる日が来るはず。そう遠くないうちにきっと来る。。。

バス輸送

2月3日のおはなし

午前中、栗山町で仕事を終えてあさっての方向だけどそのまま札幌に戻らず千歳に向かいました。今回のテレインは駅から会場まで公共交通機関も整っているし、会場からスタート地区までもウォーミングアップがてらで行ける程度の距離なので特に心配することはなかったのですが、ひとつだけ懸念があって12日(日)ロングが終わった後昼下がりの路線バスの便が休日ということもあって30分に1本でなく1時間に1本なのです。いったいどれくらいの参加者が来てくれるかはわからないけど、100人とか路線バスに殺到されると乗りきれないし地元利用者にも迷惑をかけてしまう。あと、できれば千歳駅行きでなく、直接空港行きのバスを用意できればバスとJRで小一時間かかる会場-空港間の交通も20分ほどで済むんだよな・・ということで臨時便だしてもらうべく路線バスを運行している会社へ交渉しに行きました。

「すみませーん」って感じで中に入り、こちらの要望を伝えると、「あ、貸切の話になりますね。それだとこちらの本社運行部でなくて北広島にある貸切事業部の方になるんですよ」ということで事実上の門前払いになりました。・・・、北広島は千歳から札幌に帰る途中に寄ればいいのですが、それなら栗山から直接行けばもっと近くだったのに。。

電話でアポ取ってから行動すればいいのでしょうが、ワタクシ社会人にあるまじきことですが、電話で状況を説明することがあまり得意じゃないんですね。回りくどく説明するよりも突撃してこちらの想いを伝える方が好みなので、このような無駄な動きをしてしまうことが多いです。反省。

ちょうどお昼になったので会場向かいの「コープさっぽろ」に行って弁当コーナーをのぞいてみました。そんなに大きい店でもないのに弁当・総菜コーナーは充実してました。工業団地がそばにあるせいでしょうかね? 世間に習って恵方巻きなんかを買って食しましたよ。どっち向いて食べたかって?今年の恵方は? テキトーな人間がそんなの気にするわけないじゃないですか。本当にこだわるなら「真北ですか、それとも磁北ですか、千歳は西偏約9度なんですが、修正すべきですか?」なんて理屈こねちゃうからね。(うざい)

ちょうど1時になるように調整しながら北広島市輪厚にある貸切事業部に行くことにします。札幌に近づくにつれて降雪がひどくなってきました。
事務所ではお茶をだしていただき丁寧に対応いただいたのですが、日程を述べた途端担当者の顔が曇りました。「申し訳ありません。その日は既にいっぱいで空きはありません」
「え、いやハイデッカータイプの立派な貸切バスでなくて、通常の路線バスタイプの増便扱いでいいんですよ」
「いえ、バスの車種の問題でなくドライバーがいないのです。その日は近隣の女子ゴルフトーナメントの駅-会場送迎が既に入っていて当社で受け入れる余裕は全くありません。申し訳ありません。」と呆気なく断られてしまいました。後で調べてみるとテレイン近隣の桂ゴルフ倶楽部でニッポンハムレディスクラシックが開催されて時の人シブコちゃんも出場するんですね。千歳市内の宿不足もこれが原因か・・。こりゃだめだ、調査不足だったわ。
「7月、8月は北海道繁忙期なのでどこの会社も似たり寄ったりだと思いますが、まだ時間があるのでどこかは引き受けてくれると思います。」なんて慰めにもならないお言葉をいただき事務所を後にしました。

ウチの事務所に戻り、千歳市内の路線便を受け持つ道内最大手のバス会社にも電話してみましたが即答で断られました。その日は岩見沢市での野外音楽イベントの特別輸送を担っており引き受ける余地が全くないのだそうです。

数日後に北海道協会の某N理事にも相談してみましたが、こちらの希望するような甘い考えは無理のようです。私の考えはそもそもが定期路線便に乗り切れないから1本増便しての発想なので、貸切バスを1日チャーターするという考えとの溝が埋まりません。貸切バス見積サイトの担当者とも話をしてみたのですが、片送りの輸送を引き受けるだけといっても、その日1日バスを遊ばせることになるから繁忙期で短時間のみ引き受けることはできないと思うとのこと。

ちなみに貸切バスの料金というのはダンピングによる安全品質低下を防止する意味で国交省の下限価格が決められており、片道15分の輸送をお願いしても最低3時間の拘束料金を支払わなければならない。(出典:北海道バス協会 http://www.hokkaido-bus-kyokai.jp/reserved/shinunchin/pdf/jap.pdf )そうすると路線バスで片道340円のところ満員に乗っても倍以上の金額になってしまうんですね。

いろいろ考えました。幼稚園のバスとか宴会送迎の自家用バスをお願いしてだしてもらえないだろうか?(白バス行為で不可) ジャンボタクシーを借りたらどうだろうか? カレンダー見たら12日(日)は友引なんだよな。お葬式への送りバスは休みのはずなんでスポットで出してもらえないだろうか、1人だけ横になっていけるんだけど。。。(おこられる)
これといった解決策はないのですが、運営側が赤字を被るわけにもいかないのでまずは需要調査からですかね。

もし、バスを1台チャーターするなら1日中使い倒さないとペイしないので今回ちょっと無理かもしれません。エントリー時にアンケート取りますが、基本的には格安なレンタカーをみんなで使って来ていただければと思います。じゃらんの千円クーポンなんかを使って上手くやってください。
他の大会の参考になるかもしれないので明示しますが、前回の大会で会場とスタート地区を2台のバスでピストン輸送した際の2日間料金は191,160円でした。最初バス営業所からフェリーターミナルを経由して輸送しようと思ったけど9千円弱余計にかかるので断念しました。今回も太平洋フェリー11時苫小牧港着で来られる方はグループでレンタカーをシェアして千歳に乗り捨てされることをお勧めします。それ以外はタクシーで駅まで移動しないとトップスタートには間に合わないです。

なんか出鼻をくじかれたというか、踏みつけられて鼻が曲がってしまった感があります。宿泊も上手くいかなかったし(斡旋不可)、役員宿もやっと確保したけど予算大幅にオーバーです。鼻が曲がってしまったせいかこの2週間風邪ひいてしんどい日々でした。ちゃんと診療を受けてインフルでもコロナでもなかったけど、濃厚接触いただいた皆様にはご迷惑お掛けして申し訳なかったです。