ゆるーいお悩み

6月18日・19日の日記

3週間ぶりに現地にやってきました。
まずはスタート地区近辺のお宅に当日お騒がせすることのご挨拶に回り、渉外をすませてから入林することにします。

げっ、木が折れてる。またいつぞやのように車に直撃したら嫌だな-。

微妙に道を塞いでいます。辛うじて避けて車で通行はできますができればどかしたいよね。ちょっと危険。なお、ワタクシの車にはのこぎりを積んでいます。調査の帰り道途中に万一倒木で道を塞がれてしまったら車で森から脱出できなくなりますからね。

久々にサバンナ調査をすることにしました。昨年雪が降る前に調査したところですが、草原が枯れて萎れて通行可能度の判断がいまいちのため保留にしていたのです。

実際に下に降りてみましたが、もう半月後に来ないとダメな感じ。ここ8月はこんなに爽やかじゃない。腰ぐらいまで草が伸びてしまうけど、縦横無尽に駆け回ってくれるシカ達のおかげで意外に走れるラフオープンなんだよね。シカの踏み跡に惑わされず、しっかり直進してね。

5月の雨の日に草刈りした渡沼点に誘導用のテープを下げることにしました。まだ水が引いておらずグチャグチャ湿地だけど、底なしじゃないので普通に渡れます。でも、その他の湿地は底なし化している可能性が高いので立ち入らない方がいいし、コース組みの都合上どうしても湿地を切らなければならない所を渡沼点としてマークトしてるのです。

みなさんの靴を濡らすことのないようにと先月雨の中一生懸命シラカバの倒木を運んできて橋渡ししました。にも関わらず、ご苦労なさった本人は足を滑らせて沼に落ちました。(泣) だから調査は長靴履きに限るのです。

続いて湿地の境界を取得しに来ました。季節や天候状態で変動が激しすぎて境界なんてあってないようなものです。基本的に湿地=ヤブなので何となーくヤブくなるところを境界として地図記載します。

まだ生育途中ですが湿地はヤブいんですよ。最初、湿地の上に緑ハッチを載せて通行可能度表記してましたがやめました。湿地を通行可能度表記しても運不運を排除できないです。ヤブいし足がぬかるむんだから湿地上をルート選択させるようなコース組みすべきではありません。現地を見てシカが通った跡があれば10mくらいの短い距離なら突っ切るのもありでしょうが、シカも通らないような湿地は腰までぬかる可能性も否めないので避けるべきです。

さらに言えば、ヤブい湿地の先には沼が広がっている場所もあります。さすがに沼は原図のままで記載しています。(縁取り調査は当然してない)

これは19日(日)に撮ったものですが、気分良く入林したら途中から雨にたたられました。天気予報大外れです。通り雨でしたが下草が濡れてるので足もずぶ濡れです。クマよけのラジオから聞こえてくるファイターズ戦も負け試合で「早く帰りてー」と終始低いテンションでした。

この日の調査は緩斜面地域の修正調査。ゆるい尾根沢で実際の標高差は5m未満なのに原図には等高線が2本ある。2本使うと急斜面かつ標高差10mの印象を与えてしまうので昨年末の時点では1本を補助コンに置き換えていい感じだったのですが、今年の4月の雪融け後調査で別の区画を済ませたところ等高線が1本余ってしまって補助コンは主曲線に戻さざるを得なくなってしまったのです。

実際に現地を見て回っても、どう工夫してもコンタ1本多い。その1本をどこにボカして地図の外に逃がすか雨に濡れながらひたすらボカせそうな場所を探しました。強引にボカして作図しましたが正直違和感あり。まぁ、競技にはあまり関係ない場所に逃がしたので突っ込まれることないと思いますが、このテレイン主曲線が3本だけで構成されていて計曲線の出番はないのです。調査者の本音を言えばこのテレインだと3本は多くて主曲線2本と補助曲線1本で高低差を表すのが一番適切な気がしますが、調査も終盤になって今更コンタ1本抜くわけにはいかないのですよ。そしたら補助曲線が連続してしまうのです(補助コンの隣に補助コンピークがあるダメなやつ)。昨年の「千歳分水嶺」でもある人にコンタ表現を突っ込まれましたが、ワタクシ緩斜面テレイン調査苦手です。この辺がプロとアマチュアマッパーの違いなんだよなーとボヤくことしきりです。

みなさんも走り終わった後に苦心してボカしたコンタがどれか見つけてみてください。
それではまた来週。