冬晴れの1日

1月23日・24日の日記

23日(土)

今週は久々に晴天が期待できる週末です。札幌は午前中ぱっとしない天気だったけど、午後から調査にやってきました。南国は相変わらず陽射しも強く気温もプラスじゃないですかね。雪を踏みしめ歩いているとちょっと汗ばみます。

直射日光がまぶしいです。こういう冬の日ばかりだといいんですけどね。雪を踏みしめ林内を歩き回りますが積雪はこれが限界。これ以上積もるとさすがにつぼ足で歩くには体力消耗しすぎて調査になりません。

南斜面には雪が貼り付いてないんですね。今日見た範囲ではここだけだったけど。これくらいなら真冬でも吹雪かなければ全然調査入林できます。鼻水たれるけど。

夏場ならヤブくて入る気がしない沢線もきちんと立ち入ってとることができるのもこの時期ならではですね。3時間くらいだけど充実した調査でした。明日もまた来よう。

24日(日)

予報通り全道冬晴れです。でも放射冷却で旭川の奥地では氷点下30℃とかって言ってました。最近行かなくなったけど10年くらい前まではよく朱鞠内湖へワカサギ釣りに通っていました。1度だけマイナス28℃経験したことあるけど全てがあっという間に凍り付きました。ガスが気化しないからライターやカセットボンベは役に立たないし、仏壇からかっぱらってきた太いロウソクにマッチで火を点けて辛うじて指先だけ暖を取っていたです。氷穴はすぐに氷が張るし、リールで糸を巻き上げても糸に付いた水滴がブドウのようにつぶつぶ付いてしまってアタリが取れず全然釣りにならなかったです。小用を足しに行くとものすごい湯気が立ち上って顔にかかるので、「むー、これ間接的な〇水プレーじゃないのか」とボヤいたことを思い出します。

10時過ぎに出発しますが気温もマイナス1℃くらいなら路面のアスファルトは陽射しでプラスなのでグチャグチャ路面です。それでも恵庭から南は路面も乾いていてとても走りやすい気持ちの良いドライブ。あまりに天気が良いのでテレインに行く前に久々に苫東柏原展望台に行ってみることにしました。

家族連れがそり遊びに興じていました。この斜面、幼児のそり遊びにはもってこいですね。

展望台も南斜面雪貼り付いてないのかよ・・。うらやましい。普段あまり意識しないけど地平線がよく望める展望台です。昨日取得した小凹地もよく見えますね。(うそつき) 大会参加予定者もこの展望台までは入ってテレインの予習しても大丈夫ですよ。清々しいのでスマホで360度動画を撮ってみました。ちなみに煙突から白煙を噴き上げているのがブラックアウトの引き金となった苫東厚真火力発電所だったりします。

ワタクシには縁の無い微笑ましい家族連れを横目に、ここから車で数分の渡世の調査へ赴くことにします。

元旦に入った場所に車を駐めて着替えて俗界から姿を消すが如く入林します。世を忍ぶ渡世人稼業はつらいものでござんす。

このように浅い沢線を取るのですが見通しが効くこの季節ならではですね。夏場なら樹木に茂ってこんなに遠くまで見通せないです。

緩斜面の傾斜変換を歩いて取得します。このテレイン、原図では3本の5mコンタが表示されていますが、どう見ても3本は多すぎ。標高差12~13mぐらいを3本で表すと現実以上に激斜面っぽく見えてしまうけど実際は緩斜面。かといって2本では細かい緩斜面の尾根沢表記ができない。悩ましいですがのっぺりとした頂上コンタを補助コンに置き換えてうやむやにするしかないかな?補助コンなら途中で消失しても問題ないし。本当なら補助コンはピンポイントでしか使いたくないんだけど・・。

尾根沢を詰める作業を続けている中、バカでかい炭焼き窯跡を見つけてしまいました。これは普通に5mコンタの凹地で表記します。

4時近くなり日が暮れ始めて来ました。来週来られるのかどうかはお天道様しだいですが、ここまで調査を終えましたというしるしに黄色のマーキングを打って帰ることにします。

車に向かって植生界を歩いていますが、シカの皆様方も植生界は歩きやすいみたいですね。シカ道行くとこハズレ無し。
車に戻り薄暗くなってきた4時半過ぎに札幌に向かって走り出しますが、路面も乾いているので高速道路を走るのと変わらない感覚で走ることができますが・・

あぶなく車をこかすところでした。この近辺を運転するときは前だけでなく前方左右の路肩まで注意を払わないと飛び出してくるシカにぶつかってシカと心中することになります。ワタクシ「昭和枯れすすき」のような人生を歩んではおりますが、最期がシカと心中では歌詞にある「力の限り生きたから未練などないわ 花さえも咲かぬ二人は枯れすすき」どころじゃなく草も生えません・・。