あれから2年

9月5日と6日の日記

一世一代の調査作図(作品)にすべく毎週のように現場に通っています。集中力が持続しないので現場作業はだいたい3時間、よくて4時間ちょっとといったところですが下道で往復すると3時間かかるんだよね・・。年内中止となった千歳での26回大会の調査ガソリン代も請求できていない状況なので極力節約して高速を使わないことにします。

当地、太平洋沿岸地域なのでこの時期霧がちです。霧と言ってもワイパー間欠で回さないといけないくらいの霧雨だと調査画板も濡れてシャーペンの赤芯もフィルムに載らなくなってしまうので、家を出る前に天気予報、雨雲レーダー、新千歳空港ライブカメラ、苫小牧市美沢と中野交差点のライブカメラを必ず確認して現地が雨降っていないことを確認してから出発しています。直線距離50km程度だけど、それくらい札幌と苫小牧では気候が違うんです。

「調査あるある」だと思うんですが、現着して車から降りた途端雨降ってくるのなんなんですかね? 天気予報はずれて1時間半かけてやってきたのに心折れて引き返したことあるのは1度や2度ではないです。GPS感度もイマイチな気がするし、雨の中調査続けてもあまりいいことないです。自己満足にもならない。

今年は全国的に残暑が厳しく、札幌も例外なく9月第1週にも関わらず27℃もあります。週明けは30℃越えなんて予報もあるんですが今年の天候はどうなってるんでしょう。朝からクソ暑い札幌からきっと涼しいであろう苫小牧へ避暑調査にでかけます。

11:15 札幌市清田区某所 27℃ 暑い・・。

11:38 北広島市輪厚 26℃ この辺から青空が消えどんよりしてきた。

ここを通る度にいつも気にしていましたが、3月から全く稼働しておらず、ぴしっと整列駐車していた某社貸切バスの1台がようやく稼働準備のため洗車しているのを見ました。ようやく少しずつ動き出してきたんですね。よかったよかった。

11:53 恵庭市泉町(櫻本邸入口) 24℃

12:12 千歳市南千歳駅横 25℃

間引き運行されてるため余剰機材が旧千歳空港スポットにずっと留め置きされています。

12:21 苫小牧市美沢(国道と道道の交差点)24℃

12:35 苫小牧市某所現場着 22℃ 涼しくて最高。

ひたすら微地形の尾根沢を登り降りしてコンタ修正に勤しみます。順調に調査は進んでいたのですが、夕方近くなり霧雨が降り始めて雨粒が大きくなってきました。ヘロヘロになりながら車に戻って帰ることにします。

続いて9月6日(日)

胆振東部地震から2年が経ちました。日本各地で様々な災害が発生する中、大したことなかったけど自分も被害を経験することになったのです。1ヶ月前の第25回大会(苫東)とぶつかってたら参加者の皆さんは北海道から脱出できなかったでしょう。

そんなことを思い出しながら今日も調査に向かうことにします。自分は地震のことは思い出になったけど、今現在はコロナ被害の影響が災害のように自身にも及んでいます。この日記が公開できる頃には思い出になっていてくれればと祈るばかりです。

昨日一安心した貸切バス会社を通りがかりに眺めると長期間動いてなかった6台のバスのうち4台のナンバーが取り外されていました。厳しい現実を目の当たりにしました・・。

特に面白い話もないのですが、今日もひたすら微地形を詰める作業を継続します。同じことの繰り返しなんですが、それだけ細かい地形の連続で熊鈴鳴らし、ファイターズ戦をラジオで聞きながら調査を続けますが負け試合で気分も滅入ります・・。調査のやる気も失せて帰ることにしますが、少しずつ作図完了面積が増えていくのは嬉しいものです。

ついでに9月13日(日)のお話ですが、Go Toトラベルを使って急遽第26回大会(千歳)のコントロール作業として田中徹さんに来てもらうことにしました。12日(土)に千歳のテレインに入って13日は試走会の予定だったんですが雨天中止。時間つぶしのために第27回大会予定の本テレインを傘をさしながら紹介させていただきました。もうこれで氏はまたイベントアドバイザー就任決定です。

昼ご飯に「あづまジンギスカン」をご馳走しようと厚真町に行ったのですがコロナの影響なのか臨時休業(泣)。ただ帰るのも勿体ないので不謹慎ながら人身被害が大きかった吉野地区を通ってみました。あの衝撃的な山が崩れた映像の場所は治山工事が進み山肌には芝が貼られて綺麗になっているのですが、その麓の土砂に飲まれた民家も全て更地になって綺麗になっており、何とも言えない物悲しさを覚えました。例えとしては不謹慎かもしれませんが「夏草や兵どもが夢の跡」の一句がよぎりました・・。

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