シルバーウィーク

9月19~22日の日記

9月19日(土)

世間は4連休なんだそうです。いや、年中ズル休みの自分もやっぱり休みなんですが、特にどこも行くところもありません。というわけでこの4日間調査に充てることにしました。

昼過ぎに現場について車内でGPS、タブレットPCの設定を済ませて車のドアを開けるとキツネがいるじゃありませんか。

逃げないのかよ。。。最近のキタキツネは人間を怖がらないんですかね?ここは観光地でもなく人気もない場所なので餌付けされているとも思えないのですが警戒心のかけらもない犬みたいなキツネです。

こうやって見るとキツネも可愛いんですがね。触ってエキノコックスに感染したら人生詰んでしまうので無視することにしますが後を付いてきてしまいました。

ついて来んなよ・・。と思いながら調査を続けているうちに諦めてどこかに行ってしまいました。ホッとする反面、ワタクシ人間だけでなくキツネにも見限られてしまったのかと、ちょっと寂しい身の上を嘆いてみたりもします。

沢を降りていくと骸を見つけました。これは大きさ的に鹿の骸だと思うんですがね。さっき塩対応してしまってキツネ可哀想だったかな?誰も調査手伝ってくれないんだからドラクエに出てくるホイミンみたいに仲間にしてあげればよかったよ。(仲間になりたいとは誰も言ってない)調査手伝ってくれるんなら札幌OLC所属を名乗ってもいいんだよ。今ならもれなくウェアー進呈中。

骸の次は何かの残骸です。よくよく見るとcarolと書いてます。マツダのキャロルですね。この辺の開発が行われていたのは半世紀前の話なので打ち捨てられた車体も年月を経て鉄屑になってしまったということなのでしょうか?

沢底の反対側に裸地化したオープンを見つけました。こんなところ耕作地なわけないし、どうしてハゲているのだろう。このような場所がこの地区に数カ所あって鹿の蹄跡がいっぱい付いています。鹿が食い荒らしてハゲてしまったのだろうか?

続いて20日(日)

車を駐める場所を少しずらして今日も入林します。札幌OLC若手のみんなは今日クラブカップで菅平に行ってるんだよね。去年(2019年望郷の森)初出場38位だったんだけど今年は何位に順位を上げられるでしょうか?スマホでLap Centerを見ながら調査をします。え、どうしてアンタは行かないのって?昨年無余地駐車場で車を出すのに手間取って高速も渋滞して、おまけにセントレアのレンタカーを返す車両進入レーンに戸惑って返却に時間食ってしまったら自分だけ搭乗締切に間に合わず置いてけぼり喰ってしまったんだよね。懲りたので今年はいいやと調査に勤しむことにしたのです。

このテレイン、どういうわけか辛うじてドット3個で表記できる程度(17mくらい)の乾いた溝が多いのです。人工的な物か浸食されてできたものなのかは私にはわかりません。

これ何のミゾなんでしょうね? 長さが足りない溝は小凹地として表記することにします。Lap Center をチェックしてみると5走の湧水点くん(仮名)一気に順位を上げてるじゃないですか。彼は昨年転勤で札幌に赴任してすぐに赤紙が届いて札幌OLCに招集されて今回も兵役についているわけですが、ただの飲んだくれと見くびっていたワタクシは大いに反省するところです。活躍のお詫びに二階級特進の名誉を授けることとしましょう。

札幌OLCは結局17位と有終の美を修めることができました。来年がますます楽しみですね。ワタクシもベテランクラスが組めるようになったらまた復帰したいものです。

21日(月・祝)のおはなし

先週まで真夏日とクソ暑い日もあったのですが、あっという間に秋空です。周りの畑も収穫に大忙し。台風とか災害もなかったので今年は順調に作業が進んでいるみたいですね。

今日も特に変わり映えのしない景色の中ひたすら尾根沢を詰めてコンタ3本と補助コンをいじります。

そんな中ご立派なキノコを見つけました。なんとなく食べられる気がして数本取って持って帰ったのですが、可食かどうか調べきれず食べることなく破棄しました。このご時世キノコで食中毒なんてヘマこいたら、PCR検査受けて陰性結果でないと病院で解毒もしてもらえないでしょう。

解毒と言えば「解脱の杜」とオウム信者みたいな名前が付けられた島松沢の北大テレイン、Nishiプロの手でリメイクされるみたいですね。どっからカネ調達してきたんだろう? ワタクシもあそこの毒には相当やられました。絶対気をつけないといけないレッグと認識してコンパス振って慎重に直進してもなぜか隣の沢にいる・・。尾根沢の数が合ってないようにも思えるしNishiプロの手で解毒されてキレイなテレインに生まれ変わるのがワタクシも楽しみです。

22日(火・祝)連休最終日。

今日もいい天気なんですが、さすがに義務感で嫌気がさしてきました。今日も尾根沢を詰める中、広い沢底に降りて植生を取ることにします。この地区の広い沢底は湿地がちで、ということは植生も悪く・・なんですが、行って見ると原図にはない湧水点と直線の水系が伸びていました。

一直線ということは半世紀前の工業団地造成の際に人為的に引かれたものなのでしょうね。当時の国策によるものなんでしょうが、昭和・平成・令和と時代が経て、まさかここでオリエンテーリング大会が開かれることになるとは夢にも思われなかったでしょう。まさに「兵どもが夢の跡・・」

風流に浸っていないで自宅で平成20年当時の25,000分の1アーカイブを眺めてみました。するとその川沿いに道が続いていたんですね。あの潰れて6番でとっている道跡がそれだったんだと納得。人が入らないと干支ひとまわりで自然に還ってしまうんだなぁと思うことしみじみ・・。7月半ばから調査開始して2ヶ月間、ようやく作図完了範囲が100haを越えました。ミドルでいいのなら余裕でコース組めます。作図できた範囲を眺めてニヤニヤ自己満足。目指せ400ha。

ヤブい川筋から尾根上に戻るとこのキレイさです。この風景を見るとまた来週調査頑張ろうって気になります。10月・11月は遠征不在も増えるので再来年開催を目指して通うことにします。

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